創詩 6
あらゆる事象は生起し、または滅し、
時はその流れを止めない
現れては消える現象に応戦して、振り返れば、すでに遠く
今を生きる意味を問う
希望に満ちた未来を、人は常に願う
まだ見ぬ未来は、いかなるものか
無限の過去と永劫の未来を瞬間の生命に有し、
一歩また一歩と、前へと進む
少年の秩序ある世界は、時を経て、混沌とした社会を映すようになった
原因と結果と報いの連鎖は、人生となり、歴史となる
あの瞬間を、ただ懐かしく振り返るのではなく、
ああ、いつか、否、今こそ
根源なる生命とあいまみえ、
歓喜と躍動を祝杯をもって同胞と分かち
尊く優しき瞳に悲しみの涙をためるのではなく、
かけることなき森羅三千を天空の鏡に映して、
すべてのものが結び合う未踏の世界へ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?