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創詩 17

季節の到来とうらいは人々のよそおいを変え

大気のりが背筋をなおしくさせる

見上げる虚空こくうは果てもなく

差し出した指先に手応てごたえはない

視界は先の先まで見据みすえても

小さき五体ごたいからすべては始まる

まぶたを閉じれば内観ないかんの宇宙

どちらをとっても終わりはない

むね打つ鼓動こどうと真実と

めぐり合う遠い約束の一点

てのひらを合わせれば実在を

羅列られつにして無窮むきゅうの世界

貴方あなたは何を見る

何を感じる

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