創詩 １５

幾多いくたの流れが合流し、生み出されたる新鮮なうねり

心せよ、波はいつものようでありながら、常に清新せいしんなる新しき生命

言葉という名の象徴しょうちょうは、自らの舞台を知って、瞬間の揺籃ようらんより躍おどり出いで

奥底おうていより湧わきいずる想念そうねんは、その使命を求めて、外へと出いでんと躍動やくどうする

君よ、それらに見事なる配列と響きとを与え、調和と情熱のもとに呼び出いだしたまえ

願わくは小さき宇宙よ、妙たえなる符号ふごうを示し、かの燦然さんぜんたる集いを呼び起こせ

ああ、不思議なり、壮大なる生命に連つらなりゆく我ら

さあ！　今こそ彼をして、すべてのものを喜ばしめよ