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所感 1

悲願をいだき、燃焼しつくせる至誠しせいの心と振舞いは

ついには明らかなる日のもとに、真実なる証明を万里ばんりの外より集め

人々は、そのこわばった表情を、屈託くったくなき笑顔にかえゆく

胸奥きょうおうより湧きいづる優しくも豊かな感覚は

まどかなる全生命に横溢おういつし、次なる一手の勇気にかわる

足元さだかでなき過去の断片は、いつしか堅固けんごなる精神の王城へとつみ上げられ

ながき労苦の年月は、ひとすじの涙にむくわれる

手をかざしておあぐ行く先の土煙つちけむりの向こう

君が最後の決勝のいただきに光あれ

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