創詩 5
激流の如きカオスをくぐり
小さき生命は光をめざして歩む
ああ、導きの星よ、あなたは正しかった
今や、分断と破壊なる世界は過ぎ去り
調和と融合の大気があたりを包む
我が小さき胸の
奥底より湧きいずる妙なる光
それは、かつての闇を焼き尽くし
久しい夜に黎明を告げる
外なる宇宙は正常なる運行とリズムとを取り戻し、内なる宇宙との本来的調和を示す
瞬間におとずれる生命は、我が宇宙に満ちて
歓喜の律動となって五体を打つ
世界は本来なる連関のもとに、大いなる確信とあいまみえ、歴史回転の車軸は轟音を上げる
生命は飛翔を開始し、
心は丸い円球の向こうへと広がる
ああ、なんと壮大にして、小さき我が故郷よ
一角を貫いて光は満ち
外なる世界と私をつなぐ
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