創詩 ２４

『青年』

君は幾多いくたの悪条件も顧かえりみず、前進を開始した

偉大なる生命は、健気けなげなる精神の内に脈動し、妙たえなる音律を奏かなでている

善なる者を護まもらんと、あの大いなる本体より使者は訪れ、君を取り巻いた

悪辣あくらつなデマや冷たき批評ひひょうなど君の耳には入らない

そのひたむきさは、知らずのうちに烈風れっぷうを裂さいて、勝利を手にしたのだ