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花鳥風月を愛でる感性を大切にしたい

一般の新聞は読まなくなったが、「日本公演新聞」は定期購読している。
この新聞は「心の底から元気が湧いてくる」心の清涼剤のような新聞です。

その社説にこうあったんです。

『花鳥風月を感じる時間ありますか?』
と。

この社説の中で、私が最も感銘を受けたのは、次の言葉です。

人間は自然の産物でありながら社会を形成する、だから「自然界」と「社会」の真ん中に立ち、その二つの世界を自由に往来してこそ、人としての幸せがあるのだ。

日本講演新聞2月20号より引用

養老孟司さんのいう幸せの根拠

この社説で紹介されていたのが、養老孟司さんの動画のエピソードです。

大学生対象の講演会に先立って
『今幸せですか?』
とアンケートを取ったところ、ほとんどの学生が
『幸せです』
と回答してして、
「話すことがなくなった」
と拍子抜けしたとのこと。

ただ、そこで養老さんが気になったのが、
『幸せの根拠が家族や友達の存在だった』ということでした。

つまり、幸せが人間関係によって大いに影響を受けているということです。

この時に、養老さんはとある書籍を思い出します。
それが、24歳の青年自身が受けたいじめを告発した本のことです。

そこで養老さんは気づくのです

大学生のアンケートにも、このいじめ告発本にの両方に一言も出てこなかった言葉。
それが花鳥風月だったのです。

花鳥風月を愛でる感性とは

人には花を愛で、鳥の声を聞き、風を感じ、月を見上げて「自分の悩みなんて大したことじゃない」と思える感性がある。

同上の新聞社説より引用

人間関係のように、良い悪いの影響を受けない。

いつもただそこにある。

そんな自然の美しさを感じ、愛でる感性。

これがあれば、いつだって、自分自分を癒し、元気にできる。

この感性が、先ほどの大学生にも、告発本にも見受けられなかったことに、養老さんは違和感を持ったのです。

花鳥風月を感じる時間ありますか?

改めて自問しました。

「花鳥風月を感じる時間はありますか?」

答えは
イエス!

本当に何気ないことに
「はっと」心が動くことはよくあります。

例えば、朝。


2月の朝日。

日の出の美しさに大いにパワーをもらったり。

春になれば、植物の息吹に生命力の力強さを感じたり。

4月。庭のクロッカスの様子。


黄昏時(マジックアワー)のなんとも言えない景色にはいつも心を奪われます。(ボキャブラリーが貧困で良い言葉が見つかりません)

振り返れば、こんなふうに変わり始めたのは今から4年前。

内省(内観)し、自分自身を徹底的に見つめるようになってから。

それ以前は、いつも何かに追われているような感覚がありました。

忙しない毎日。

思えば、花鳥風月など愛でる意識すらない。

大体、空もろくに見上げていなかった。(今は、ないかと空を見上げ、雲の動きを眺めたり、意味もなく太陽を見たりしています)


忙しさ自体はそんなに変わらないように思います。

しかし、今はとってもゆったりと時間が流れているように感じます。

それも、花鳥風月を愛でる時間を大切にし、花鳥風月を大切にしているからなのかもしれません。

ぼーっと流れいく雲を眺める。

子供の頃にはそんなふうに贅沢な時間を過ごしていました。

今も同じようにしてみると再び、贅沢な時間を過ごせますよ!


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