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成功の法則

私は田端大学というオンラインサロンのMVPを獲得しました。そして人として更に上を目指し、起業家の立場から起業家希望者向けに実践的なノウハウを届けたいと思い、noteを連載中です。

(このnoteは、マーケティングの名著である「売れるもマーケ当たるもマーケの 成功の法則の章」を私が日本の読者向けに加筆修正と要約した内容です。)

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉があります。稲が成長すると実を付け、その重みで実(頭)の部分が垂れ下がってくることから、立派に成長した人間、つまり人格者ほど頭の低い謙虚な姿勢であるという事を意味することわざです。

マーケティングを成功させる上で求められるのもお米と同じような謙虚です。人はあるビジネスが成功すると、自分は市場のニーズが分かってると勘違いし始めます。

ドナルド・トランプはオフィスビル、カジノ、ホテルなど様々な業態のビルに自分の名前をつけました。これは良くないマーケティングの典型例です。以前のnoteで提示したライン拡張の法則と言う基本的な法則を犯した典型例です。人は成功すると、あらゆるものに成功した名前を付けたがります。

結果的にドナルド・トランプは経営者として多くのビジネスの浮き沈みを経験し何度も破産しかけています。(トランプは米国大統領にまでなったので、結果的には彼のビジネスは大成功...と言えるかもしれないが)

さて、あるブランドが成功したのは、マーケティングを正しく行ってきたからです。一番手の法則(詳細noteはこちら)を使って真っ先に顧客の心の中に飛び込んだり、焦点を絞ったり(集中の法則のnote)、強力な製品属性を先取りしたり(属性の法則のnote)した結果です。

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ドミノピザを創業したトム・モナガンは以下のように述べてました。

「私が冷凍ピザに1年も悪戦苦闘しなければ今頃もっと多くのドミノピザの店舗が世界中に存在しただろう。私は焦点を絞るべきでした。」

さて、会社が大きくなるにつれて、経営者は現場の最前線から離れて、現場感覚を失いがちです。おそらくこれが会社の成長を抑えるただ1つの最も大きな原因と言っても過言ではありません。

あなたが多忙な管理職だとしたら、どのように現場について客観情報を収集しますか。あなたが気に入りそうな情報ばかりを報告してくる部下の習性をどう克服すべきでしょうか。良い情報だけでなく悪い情報入手する解決策はなんでしょうか。

1つ考えられるのは、自分で製品サポートの電話を取ったり、サポートメールを返信し、経営者が現場に出かけて自分で情報を収集することでしょう。


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