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戦場から生きのびて

この本は「イシメール・ベア」さん(著者)の少年時代を

描いた本である。

イシメールさんは現在ユニセフ親善大使を務めている方である。

本人の経験談を基にこの本は作成されている。



2019年の日本を生きる私たちは

「命」

の尊さについて考えたことはあるのだろうか?

「生きる」

という当たり前な日常に対してどう思っているのか?

私が一番この本から感じたことは

「平和」「生きる」

ということに感謝の気持ちを持つべきだと思った。

1990年代シエラレオネでは、激しい戦いが起こっていた。

私は今26歳。その時代に生きた26歳男性はたぶん、戦地に駆り出され

やりたくもない「戦争」に参加せざるを得なかったのではないか?

同じ26歳。果たしてどちらのほうが

「必死」

に毎日を生きているのだろうか?

まちがいなく

シエラレオネで生きる26歳であると思う。

「死」

と毎日隣りあわせなのだから。

私はその男性より安全で呑気な生活をしている。

生活は安定し、命の保証をされ、笑顔がある毎日を送れている。

その私の生活がダメというわけではない。

ただ、「明日死ぬかもしれない」

という覚悟で生きることができるか?


今回の本はその部分を考える良い機会となった。

・平和であることに感謝すること

・必死に毎日生きること

この二つを更に頑張るよう努めていかなくてはならない。


戦場から生きのびて~ぼくは少年兵士だった~

イシメール・ベア

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