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大河ドラマに推しが出たので。|実咲

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テレビでは一生取り上げられることはないだろうと思っていた「推し」が、NHK大河ドラマに出る。その衝撃を、平安時代オタクの著者がリアルタイムでつづります。
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記事一覧

推し、病む。✿第24回|実咲

まひろ(紫式部)が越前から帰京したころ、伊周も大宰府から戻っていました。 しかし、もうす…

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推し、板挟み。✿第23回|実咲

まひろ(紫式部)が越前で宣孝との結婚を決意した頃、都ではエライコッチャなことになっていま…

創元社note部
2週間前
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推し、喜びと哀しみ。✿第22回|実咲

放送の最後の最後に、とんでもない爆弾が……! 「光る君へ」第23話の紀行コーナーは、なんと…

創元社note部
3週間前
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推しを、得る。✿第21回|実咲

まひろ(紫式部)の父為時が越前守(福井県知事のようなもの)になり、任国へと旅立った前回の…

創元社note部
1か月前
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推し、立ち働く。✿第20回|実咲

「春はあけぼの」 義務教育で必ず習う、誰しもが知っているこのフレーズ。 「光る君へ」第21話…

創元社note部
1か月前
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推し、現る。✿第19回|実咲

胃がねじ切れそうにつらいです。 すべての平安オタクは、この展開をもちろん知っていました。 …

創元社note部
1か月前
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推し、奉職す。(確定)✿第18回|実咲

祝・藤原行成、蔵人頭就任!!!!!!!! 長い実質的な無職期間を経て、無事に行成が蔵人頭へ任官されました。 ここから本格的に、行成の実務派官僚としての道のりがスタートします。 つまり社畜ならぬ宮畜、まさに馬車馬のように休みなく走り続けることになります。 死なないで行成! たまには休んで! 休めないか! ごめん!! さて、この行成の蔵人頭への任官は、前回でもお話ししたように道長の義兄である源俊賢の後任としてでした。 若手貴族のエリートコースの登竜門というべきポジション。 祖

推し、奉職す。(予定)✿第17回|実咲

大河名物(らしい)、ナレーションだけで人の死が伝えられる、通称「ナレ死」。戦でもないのに…

創元社note部
2か月前
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推し、評する。✿第16回|実咲

関白道隆がこの世を去った、「光る君へ」第17話。 穏やかな旅立ちとはとても言えない、なかな…

創元社note部
2か月前
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推し、繋がる。✿第15回|実咲

「光る君へ」第16話では、疱瘡(天然痘)の流行が始まった都が描かれていました。 遠き日に行…

創元社note部
2か月前
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推し、失職す。✿第14回|実咲

いよいよ道隆の専横があからさまになって来た「光る君へ」第15話。 残念ながら行成の登場は、…

創元社note部
2か月前
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推しの、先行き。✿第13回|実咲

「光る君へ」第14話でついに道長の父兼家が亡くなりました。 最高の権力を手に入れてから、た…

創元社note部
2か月前
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推し、出ずる頃。✿第12回|実咲

3月31日放送の「光る君へ」第13話では残念ながら、行成の出番はありませんでした。 この正暦…

創元社note部
3か月前
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推しの、みなもと。✿第11回|実咲

私の推しである行成、その彼が第12話で映ったのは、道長にかな文字の指南をするシーンでした。 当時は漢字が「男手(おとこで)」、かな文字が「女手(おんなで)」とされており、公文書は全て漢文で記されていました。 男性である道長は、かな文字の優美な筆が不得手だったのかもしれません。 第12話では、道長の結婚とまひろの初恋の終わりも描かれていました。 道長が結婚した相手は、左大臣源雅信の娘倫子。 性格の悪い相手なら憎むこともできたかもしれませんが、倫子はまひろがずっと親しくしている