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旅人から学んだ『後悔のない人生を生きる思考法』

あなたは、後悔のない人生を生きていますか?

いきなりちょっと思想強めの怖い導入になってしまいましたが、僕自身が振り返ると、よく後悔をしてきた人生を生きていますね。

あー、あの時にこうしとけばよかったなぁ」なんてことはザラ。

後悔のない人生を生きたほうがいいってことはわかっているけど、なかなか後悔のない人生を生きるのは難しい。

そんな時に、旅で出会った友人が素敵な話をしてくれたので共有します。

「後悔のない人生」について考えたキッカケ

僕には、仕事を辞めて1年半ほど世界を旅してきた経験があります。

その時に出会った旅人たちは、「やり残しや後悔のない生き方をしている」と強く感じました。

僕はやり残しや後悔のない生き方はなかなかできないので、単純に「コイツらかっこいいな」と思ったのですが、そのかっこいい友人たちがどんなことを考え、どんな行動を起こしているのかをインタビューしてみることにしました。

二人の旅人に「後悔」をテーマにインタビュー

かつてハンガリーとアルゼンチンで出会った旅人二人に、「後悔」をテーマにインタビューをしてみました。

すると、二人とも揃いも揃って「旅の中でやり残したことは1つもない」とキッパリ言うんですよね。

「なんだよ、こいつら。後悔の一つや二つあるだろ」と、天の邪鬼的な気持ちが湧いてきたので、もう少し深く聞いてみると、こんな答えが返ってきました。

・行きたいところも、旅でやりたいことももう全くない。

・旅中は、気になったことは全て自分で決めて、自分でそこへ行って、やってきた。だから、もうどこにも行く必要なんてないから。

・ただ、もう一度行かせてもらえるならば、お世話になった方にお礼参りをしに行きたい。

二人の旅人

神様かよ。


旅をしたことに後悔している?と聞かれたら…


と、言ってみましたが、実は僕自身も「旅をしたことに後悔」は、一つもありません。

ただ、「旅の中で、もっとあれをやれば良かったという後悔」は、あります。


この二つ、似ているようで、決定的に違います。


長い旅をしたことがある人で、「旅をしたことに後悔はある?」と聞かれて「後悔している」という人に会ったことはないけれど、「これをやってみたかった」とか「ここは行けなかったから行ってみたい」という人は多いように感じます。

僕もそうです。


例えば「観光地等は行かなくていいけれど、写真を撮ることを目的にした旅をしたい」とか、「自転車旅をしておけばよかった」といった後悔は、今でもあったりします。
やり残したことみたいな感じですかね。


だけど、先日出会った友人二人は、揃い合わせたようにキッパリと「やり残したことはなにもない」と言っていました。

「やり残したことはなにもない」

かみさ…

さて、インタビューをしていく中で、僕は当時の自分の旅が、彼らの旅と決定的に違っていたことを痛感したんですね。



後悔のない人生を生きるための思考と方法

彼らにインタビューをしていく中で、「いかに自分の旅に主体性がなかったのか」を気づいたんですね。


主体的な旅ってなんでしょうか?


そもそも、「主体性」ってどういう意味?

辞書で引いてみると

周囲の意見や指示に頼らず、自分自身の考えを軸として問題に取り組む性質

と、書かれています。


僕が考える主体的な旅とは、自分で考えて、自分で決めて、行動することです。

もちろん旅をして実際に45カ国くらいを巡っているので、自分で決めて、自分で行動していたのですが、自分がどんな旅をしていきたいかを考えていたかというと、そうでもないことが多くあったような気がしています。


簡単に言うと、なんとなく次の目的地へ進んでいた旅だったように思うんですね。思い返すと。


「とりあえずヨーロッパに来たからイタリアに行くか」といった具合に、とりあえず行くか、ここの次はあそこかと、なんとなく流れに任せて旅をしていた。

もちろん当時の自分がそう指摘されたら、否定していたと思いますよ。

そんなこと言われたら、否定しますよ。
でも、今思い返すと、自分で決断しているようで、していない旅だったように思います。


なぜなら、「やりたい」と思ったことを、誰に止められたわけでもないのにやらなかったから。


やりたいと思ったことをやらなかった経験の先

・チャリで旅をするにはお金もかかるし、経験もないからなー。

・長いトレッキングをするには、テントもないしなー。

・アラスカの僻地に行きたいけど、セスナに乗るとか金がかかりすぎるしなぁ。

誰に止められたわけでもないのに、自分で勝手に自己規制をして、自分の意志でやりたいことを選ばなかったんです。

ただ、流れに身を任せて移動しただけ。

これは絶対にやりたいから、ここに行きたい。
ここに行ったら、どんな面倒だとしてもやりたい。

そんな強い意志がないまま、次の目的地へと移動し、なんとなくその土地の見所を見て、また移動していたのかもしれない。


そこに主体性があったかと問われれば、「ないことはないが、強くあったわけではない」と答えます。

二人にインタビューをして、後悔のない人生を歩むには、ここにヒントがあるように思ったわけです。


自分の人生のハンドルを自分で握ること

習い事も、旅も、人生も全て同じで、自分で考えて、自分で決めて、自分で行動することが後悔のない人生を生きることに繋がってくるんでしょうね。

僕は長い旅でやり残したことがあると今でも思っているのは、きっとそこに理由があるように感じています。


インタビューを受けてくれて二人の旅人は、意識してか無意識かはわからないけど、きっとこの思考が旅をしていた時に既にあった。

後になって振り返って考えることは簡単ですよ。
今の僕みたいに、あの時の思考を整理して、客観視して、こうだったなと振り返るのは簡単。

でも、今を生きているその時に、その思考にたどり着き、実際に行動することはなかなか難しい。

自分で考える」というところが重要で、「自分の人生のハンドルを自分で握ること」が絶対的に必要なんだろうなと、二人の旅人が教えてくれたような気がしました。

きっと誰だってよりよい人生を生きたいと思っていて、そのためにどうすればいいのか自問自答し、時に悩んだり苦しんだりしながら、より幸せな人生ってなんだろう?後悔のない人生ってなんだろう?と、生きていっているはず。

noteを書いているような人はきっとそうでしょ?
自分の言葉を綴りたいなんて人は、きっとそう。

そんなあなたは、後悔のない人生を生きていますか?

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