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英語専門学校生時代の先生の教え1: 教科書進むが習得進まず

皆様お元気でしょうか?
今、何かやりたい事に情熱を注いでいますか?それとも何か悶々としていますか?
またそれとも取り敢えず、日々の生活に満足している感じですか?

私が地元から東京の英語の専門学校に入った時の思い出を話します。

朝、8時半くらいから授業が始まり、午後3時近くまで授業だったと記憶しています。ざっくり言うと、発音、文法、リーディング、ライティング、ディスカッション、リスニングといったクラスが日々続きました。

講師陣も、英語ネィティブの先生や、日系人の先生、日本生まれ日本育ちで海外でのご経験有りで、しかも英語教育の経験もスキルも知識も一流といった、今思うと本当に恵まれていたと思います。

日本人の顔をして、口からは流暢な英語が普通に飛びたしてくる様を見て、暫くは自分の脳みそがその光景を理解できず、追い付いていかなかった事を覚えています。今では、Youtube などでも、そういった人達を目にすることが出来るので、あまり驚かないでしょうけどね。

日本人の先生の中には、第二次世界大戦の前後に、学生としてバリバリ勉強なさっていらっしゃた方も普通にいました。色々な事を教えていただきました。敵国語ということで、勉強の機会や教材が乏しい中で、よく英語に触れる機会があったものだと思います。

厳しい時代を経験なさった先生から見ると、当時の生徒達の勉強に対する考えはとても甘かったようでして、喝を入れられた事を、今でもよく覚えています。

英語を学ぶ上での心構え、つまり attitude toward studying English が非常に脆弱であり、ご指導をいただいた格好でした。。

私が一番尊敬していた先生のとあるクラスでのご指摘です。先生は、いつもの通り授業の前に前回のクラスで教えた、対話文とか、表現とか、大切な所を軽く質問されたり、短く復習して下さいました。

ある日、あまりにも生徒の反応が鈍く、当然質問にも答えられず・・・といったことがありました。

先生は、顔を上げて、真剣な表情でクラス全体を見渡しレッスンの内容の説明を停止してこうお話下さいました。

「ちょっといい?あなた達ね、学校の授業は学習プランに沿っていて、カバーするべきレッスンがあるから、クラスではどんどんページは進むんですよ。しかしね、ページが進むからといって、自分が習った事が身についていなければ、意味がないじゃないですか?ページが進むってことは、本来、学習した箇所(対話文とかグラマーポイント)や練習問題が理解できていて、対話文であれば、見なくても英語で正確な発音で、言えるようになっている位じゃなければいけないんですよ。 今日もそうでしたが、私がクラスに入って来た時、クラスはシーンとして誰も何も話していなかったですね。本来だったら、隣の人と復習と対話文をやって見るとか、とにかく何でもいいから英語の練習するとか、していればいいじゃないですか?何でやらないんですか?皆さんは、時間とお金を費やして、わざわざここに来ているのに、なぜ有効に使わないのですか?私には、全く理解できません。」

当時はまだ20歳前の私でしたが、自分的にはその先生の教えは他の先生とは切れ味が一味も二味も違って、英語学習を効果的に行うための考え方がとても的を得ていたように思いました。ですので私は、「この先生は絶対に間違いない。」と感じ、先生の色々な教えを実践しました。

今思い出して、今の自分を改めて確認すると、耳が痛いですね。自分を振り返って反省です。これからも、先生の教えを書いていきたいですね。



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