『大奥』で唯一残念だったこと。
子どもの頃、鉄棒がキライだった。
前まわりも逆上がりもできるけど、自分の腕が信用できなかったから落ちたら死にそうなことしなくてもいいのに!と思ってた。
で、夜に時代劇を見ては「江戸時代の人になりたい」と思ったものだった。
そう、鉄棒ないから!笑
江戸時代って、激動の戦国・安土桃山時代と比べたらものすごい平和。しかも200年も。
『どうする家康』は時々気になる回だけ観つつ、ほぼ離脱したが、『大奥』は完走。
男女逆転なんて、突拍子もない設定なのに、原作者の技量で論理的な破綻なく3代家光公以降のほぼ全部の江戸時代をカバーしている。
出演者が豪華で芸達者ですごく楽しかったし、衣装観るだけでも気分が変わる。
ただ仕方ないけど残念なこと。
幕末近くなって、水戸藩の9代藩主斉昭公とその息子の15代将軍慶喜公がかなり悪く描かれていた。
水戸出身だから残念だな…と思う。
所詮歴史とは、勝者のもの。
とは言っても、まぁ斉昭さんは猪突猛進タイプだし、慶喜さんは不可解な動きも多かったようだし。
だから悪く描かれても仕方ないんだけど、『青天を衝け』の斉昭公(竹中直人さん)と慶喜公(草彅剛さん)のほうがリアリティあって、作者の2人への愛を感じたのは正直なところ。
あ!
今回の『大奥』の斉昭公も慶喜公も、いかにも憎たらしく俳優さんたちは演じていて、そこはさすがだと感じてます。
時代劇っていいな。
来週から放送がなくてさみしいな〜。
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