推し短歌 連作12首「健やかに狂え」
めっちゃ面白い話していいですか?
noteでこの募集を見つけて、「面白そう!やってみよっかな」と思った1時間後にはこれが出来ていました。本当はこんなことをしてる場合ではない。今日中に書かねばならん原稿がまだ残っている。
元々たまに二次創作短歌を作って遊んでいるので、オタク×短歌の文化は楽しいなあと思って作りました。12首。期間中まだ余力があったり気が向いたら、追加でどこかで作ると思います。
女の恋は上書き保存なんて誰が言ったか 増えるアクスタ
付き合いたいわけじゃない 眺めていたい暮らしを陰から支えてあげたい
同じ顔で埋まる部屋の壁と棚ここにはいつも愛だけ詰めて
クレジットカードの明細書から目をそむけた先できみと目があう
別に見られたいわけじゃない彼に恥じない女で在りたいだけ、それだけ
命を救われたんだよ大袈裟だってきみは細い目で笑うだろうけど
こんなはずじゃなかったのになあ 目の前のショートケーキは自分で食べます
にぎりしめてる御守りのチェキ写真 記憶と一緒に生きるの、今日も
紙の上から出てこられたらそれはそれで困るな わたし死んじゃう
いつか終わりがあるって知ってる大人だもん だから全力で推すんです、今
この熱がいつまで続くかわからないけど忘れることはない、たぶん
好きの大きさくらべなど野暮だからモットーはただ健やかに狂え
最後に、最近ようやくだいぶ形になってきた私の仕事部屋兼推し部屋のレイアウトを添えておきます。ただ実はまだ建設中。永久に完成しないので私はこれをオタクのサグラダ・ファミリアと呼んでいます。
ありがとうございました。