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子供に発達障害をどう話す?


今、中2になる長男が、小学4年生の時。

ある日、ショッピングモールの駐車場で息子は
「ママ、僕は発達障害だからここに車とめていいんじゃない?」と口にしたことがありました。
そこは「障害者専用」の駐車スペースでした。

息子はいつの間にか、自分は「発達障害」なんだと認識していたようです。
そう、子供はしっかりしている。
きっと、受け入れられずにいたのは母である私。

ある日、息子は、病院の先生に「僕の発達障害」って何なんですか?
と質問しました。
私は、担当の先生に駐車場での出来事を話し、子供に説明ができていないと話しました。

先生は真っ白の紙に虹の絵を描きました。

虹って色々な色があるよね
この虹の色々な色のように、人はひとりずつ顔も体型も性格も違うよね
得意なことも、苦手なことも、一人ずつ違っていて、まったく同じ人は、
いないんだ。

人が、出来る事、出来ない事を分けた時、
その割合は圧倒的にどちらかに偏っているんだ。

例えば、
どんな食品も食べられる人が95%
特定の食品しか食べられない人が5% ←息子

スムーズに字を書くことができる人95%
スムーズに字を書くことができない人5% ←息子

君は少ない割合に入る一人。
多くの人が当たり前にできることが、君はできないかもしれない。
でもそれは、できる人に助けてもらえばいいんだ。
逆に君にはできて、多くの人ができないことがあった時、
君が多くの人を助けてあげたらいいんだ。

地球上の人間が、みんな同じだったら、地球は破滅してしまうんだよ。
様々な得意をもっている人間がいないと、
新しい発見もされないし、考え方も生まれない。
そうなると人類の成長は止まり破滅してしまうんだ。
だから多くの人と違う感覚や考え方をもった人間がいるんだ。
決してマイナスな人間ではなく、特別な人間なんだ。

っていう子供目線でのお話をしてくれたのです。

息子は、この日を境に発達障害であることを恥じることもなく
疑問に思うこともなく堂々と生きています。

わが子は特別、天才肌というようなものは今のところ????謎。
ですが、自分だけの世界観をもっています。
小説、アニメなど物語の世界が大好きで、
いつか自分でストーリーを描きたい
という思いもあるようです。
また、仮面ライダーが大好きです。14歳の今も変わらず。
恥ずかしいなんて、これっぽっちも思っていません。
仮面ライダーベルトの収集をして、
時には、自宅でベルト付けてポーズとってみたり(笑)
ずっと、そのことを母である私は「恥ずかしい」と受け入れられずいました。

でも今、自分自身のマインドを整えたことで、
息子の大好きを尊重でき、温かく見守ることができています。

この話に賛否両論あるかと思いますが、私たち親子は救われました。
自分に、子供に、合う主治医さんと皆さまが出会えますように…。




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