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誰も私を知らないところに居場所が欲しかった。

こんにちは。
しあわせのランプです🕯

きょうは過去のお話をしまーす。

私は約3年前、離婚を機に信州へ移住しました。
当時3歳になったばかりの息子を連れて。

両親や親戚からは
「まずは親元の近くで暮らすべきでしょう?」
「どうして突拍子もなくわざわざ遠い所へ!?」
非難轟々とは、まさにこのこと〜
(それも、その人なりの愛だったと今ならわかるけれどもね)

離婚=失敗した人間
離婚=親の顔に泥を塗る
離婚=幸せを自分の手で壊した罪人

自分に、いくつ×をつけたことか…。

できることなら
ゲームみたいに、リセットボタンを押して
全部なかったことにして
それまでの自分を消し去りたかった。

「あの〇〇ちゃんが離婚したってよ」
周りの人から噂話にされる被害妄想とか、
親の干渉とか、
重くのしかかる罪悪感とか、

振り払いたくて仕方なかった。

うるさい、うるさい、放っておいて。
理由なんか話したくない。
私の傷ついた心に触れないで。
心配なんかいらない。
どうせ理解してくれないくせに。
全部、私のせいにすればいい。
もう誰にも何も言われたくない。放っておいて。

だから、
誰も私を知らない所で、静かに暮らしたかった。
負い目を感じずに済む
誰も私を知らないところに居場所が欲しかった。

誰に頼らなくたって生きていける!!!
(当時は粋がってたな〜笑)

いわば、逃げたんです。
都合の悪いことから目を逸らし
いっさい向き合わずにシャットダウン!

我ながら、なかなかの無茶を押しきったもんだ…
と今は思います。笑

当時は躍起になって孤軍奮闘するしかなかったし
外野の意見なんて、どうでも良かった。

反乱軍の勢いとも言いましょうか。笑

そうやって、独断と勢いにまかせて
親子2人だけの新生活をはじめるのですが…
まぁ、付け焼き刃に過ぎないわけで。
生活していくって、そんな甘いもんじゃない。

私自身が心を固く閉じているので
新しい人間関係が広がるはずもなく、孤立を極め
地方にありがちな“よそもの感”も拭えず、
友だちとか家族が恋しくなるありさま。
(↑この、ないものねだりめ〜笑)

結果、新しい土地には根付けませんでした。

行き詰まっては安易に環境を変え
転職と引越しを繰り返し、
疲れ果て心のバランスを崩した末
結局は地元に帰ってまいりましたとさ。

「ほら見ろ!だから、あの時もっと
 周りの意見を聞いておけば良かったのに!」

…仰るとおりでございます。

私は遠回りをしなければ、
自分を削って削って痛いほど実感しなければ、
大切なことに気づけませんでした。

「一人で抱え込まなくてもいい」
「助けを求めていい」
「自分を擦り減らすほど頑張らなくていい」
「誰かに頼ったっていい」
「あなたを傷つける人や環境からは逃げていい」

痛みが伴い、代償も大きかったけれど、
これも、運命が用意してくれた大切なレッスン
だったのだと思っています。

ダンデライオン〜遅咲きのタンポポ
by 松任谷由実(歌詞参照)

最後まで読んでくださり有難うございました。



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