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究極食材3DP古生物レストラン 開発レポート

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「究極食材3DP古生物レストラン(https://soft3d-c.jp/ar/)」の開発レポートを紹介します。
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2022年9月の記事一覧

【アンモナイトプロジェクト】宇宙で三つ星レストラン!? 3Dフードプリンターの未来!

こんにちはアンモナイトプロジェクト担当の山形大学の古川です! 研究中のアンモナイトプロジェクトで大活躍なのがこれ 3Dレーザーフードプリンターです! 3Dプリンターはデータをパソコンに入力すると立体的に ものをつくることができるスーパーメカで、山形大学では これでたべものをつくることを研究しています。 ↓パソコンににデータを入れると… ↓こんなかんじに液状の材料にレーザーがあたって形をくっていきます。かぼちゃとお米の粉を材料にして出力に使うのはレーザー!レーザーで2つ

【古生物の肉の再現プロジェクト】食感の世界を探検する Part①

こんにちは!「古生物レストラン」は楽しんでいただいていますか? みなさんはだれかにおいしかった食べもののことを伝えるときに、どう説明しますか?「おいしい」「あまい」「やわらかい」などでしょうか。マシュマロだったら「ふわふわ」、ポテチだったら「パリパリ」のようなことばを使うかもしれませんね。 食感ってなんだ!?「ふわふわ」「ぱりぱり」「とろーり」のように、食べたときの口の中の感じかたを「食感」とよびます。ある研究によると、日本語で食感を表すことばは445種類!ほかの国とくら

【古生物の肉の再現プロジェクト】肉の歯ごたえの決め手!「でんぷん」ができるまで Part②

でんぷんは何からつくられるの!?わたしたちの会社では、トウモロコシからでんぷんをつくっています。 トウモロコシといっても、「スイート種」っていう、 みんながふだん食べている甘くてジューシーなものではなく、 「デント種」っていう、でんぷんがぎっしりつまったタイプをつかいます。 ちなみにポップコーンになるのは「爆裂種」っていいます。強そうな名前ですね。 でんぷんの原料のトウモロコシは、おもにアメリカからとどきます。 大きな船でパナマ運河を越えて神戸港まで。 その後トラックに積

【古生物の肉の再現プロジェクト】肉の歯ごたえの決め手!「でんぷん」ができるまで Part①

こんにちは!「古生物レストラン」で古生物の肉を再現するプロジェクト担当の三和澱粉工業の高原です。「古生物レストラン」のページはもう見てくれましたか? わたしたちがチャレンジした古生物の肉にも使われている「でんぷん」のことを紹介したいと思います。 でんぷんってなんだ!?いろいろな食べもののやわらかさや、歯ごたのような「食感」の決め手になるのが、私たちが研究している「でんぷん」です… といっても、そもそも「でんぷん」ってなに? 答えはズバリこれです! 目に見えないないくら