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文フリに今回は出れません。本当ならこんな詭弁を垂れたくは無かった。

こんばんわ。

文フリには出ることができません。
私は大学四年生です、色々と就活が忙しい時期。世の中ではこの時期に内定を貰っていない人間は不真面目人間という烙印を押されて、そうして、どこか適当な場所にコンサルティングされていく。溢れたボールは転がってしまわないように、どこか適当な隙間に詰め込まれていく。涙が出てきます。ボールは、どんな大きさでも構いません、大きくても小さくても、ゴム製でも、鉄製でも構いません。どんなボールでも、隙間を埋めることはできるのですから。こんなことを書いていると今のご時世、叱られてしまいそうですが、どうかどうか許してください、私の本名をせっせと特定して、弊社には決して入れまいと決心をする人事の方もいらっしゃいますでしょう。ええそうです、それでいいのです、私はどうせそのような場所には入りたくないのですから。よく友人には、お前には選択権が無い立場にあると言われます、ですが、本当に選択権が無いのでしょうか。人生の中では、どんな事でも選択権があると信じ続けることが大切とは言えないのでしょうか。それを信じたいのが、私の弱さでもあります。こんなことを言ってしまっては、空論だ。ごもっともです。本当に申し訳ありません、では、私はどこに向かえばいいのですか。それは、お前の責任で、社会や会社のせいにするな、お前の実力不足だ。ええその通りです、誠に申し訳ございません。はい、その通りです。一体どこに誤っているのでしょうか、それは自分と友人に対してです。
とりあえず、私はわけも分からず、就活をしなくてはなりません。
私がやりたいことがなんなのかも分からずに、ここまで走り続けてきました。AIマッチングテストや適性検査なんかでは答えが出ようはずもありません。そんなもので出てくるのは、お茶汲み係が営業に勧められることぐらいです。私という人間には一切関わりのないところで、動いている。この事実からは逃れられない。

私自身、強い人間ではございません。
何かに追いつこうとする自分が見えていないと、どこに今立っているのか分からず、恐ろしくて仕方ないのです。足を止めてしまうと、明日の食料の事が頭によぎるのです。
ああ、それでも、選択権をください。私にやりたいと思える、少なくとも、私を自己満足させられるような小綺麗なお題目をください、それかどうか生涯を捧げられる女性をくださいそうすれば見事に汗水垂らしながら地面に頭を擦り付けながらいかような仕事でもやってみせましょう。

とにかく、私は、就活をしなくてはなりません。
だから、文フリにはでれません。
ごめんなさい。

本当にやりたいことはなんでしょう。
伴侶がいないままに、生涯どの仕事と顔を付き合わせれば良いのですか。
それとも、私のやりたいことを探す旅にでも出れば良いのでしょうか。
私はまだ若い、しかし、新卒切符は旅立ちを急かす。

私の人生、どのようにして動かすか、決断が難しい。
私は御社に貢献出来るような自己PR人材になれなかった。
誤魔化す勇気も、貫く信念もない。
私はただ、救いが欲しいだけなのかもしれない。
だから、書き続けて、どこかに私の存在が残ればそれだけで嬉しいのかもしれない。
私はシステマチックなものが嫌いだ

9月22日
雨がシトシトと降り続いている。今日は一日中、奇妙な雨だった。降っては止んで、その繰り返しだった。システマチックなそんな雨だった。私の体から血液が抜けていくような目眩に襲われ、心臓から指先にかけての血の巡りが悪くなると雨が降り始める。手が白くなり始めると、それが雨の合図。逆に、私の体調がすこぶる良くなると、雨が止む合図。私の体から無意識に電波が飛んでいて、気象に影響を及ぼしている。光の点滅を見すぎたせいだろうか。光の点滅は、システムで構成されている。自然と光出す蛍光灯は存在しない。美術館の中には少なくとも自然光は存在しなかった。全て人為的な、それも意図によって作られた光だけだった。観客はそれをじっと眺めている、赤、青、黄。信号のように点滅を繰り返す、そうして、一回のタームをクリアすることで観客は次のブースへ移動する。光、それは誰かの視線なのかもしれない。そうして、私は今日も、部屋の中からマンションの廊下にかかった住人を照らすための蛍光灯を眺め続けるのだ。

私は、生きていたい、どう生きたら、生きるために組み込まれて、それでもワガママに子供のように若々しく水溜まりに反射した僕の顔に神を見続けていたい。

私はまだ決めることができません。
自分がどう生きるか分かりません。
この悩みは人間の光だ。
しかし、この光は洞穴に差し込んだ届くことの無い光だ。

悩むから、就活をしなくてはならない。
そうして時間が来てしまいました。

ごめんなさい、文フリには出れません。

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