アンパンマンはヨダレをたらしてカバオ君を探している。

だれもがヒーローになりたいと思う時代。
そんな時代に求められる人はどんな人だろうか。ぼくはカバオ君こそ求められる人材だと思う。

ヒーローになるためには誰かを助けなければならない。だからこそ、大声でピンチをさけぶ人はとてもありがたいのだ。

カバオ君がまさにそう。ピンチになれば大声で助けを求める。そこにアンパンマンはあらわれる。

でも、現在はどうだろうか。
ぼくらはピンチに大声でさけぶことができるだろうか。

周りに気づいたら借金をしている人、会社を辞めた人、お店を畳んだ人など。言ってくれたら助けられたのにとおもったことはないだろうか。

人は他人に迷惑をかけたくない。大声で助けをもとめるのは恥ずかしい。そんな感情から、大声でピンチをさけべないことがおおい。

だが、周りにはヒーローになりたいと思っている人が実はたくさんいることを覚えておいてほしい。ぼくたちがピンチをさけぶことでヒーローになれる人がいるのだ。

アンパンマンはよだれをたらしてカバオ君を探しているのである。