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COACH TRAININGを終えて

こんにちは、コーチのそでこです。

6月の下旬から全3回に分けてコーチ向けのトレーニング企画「COACH TRAINING」を実施してきて、この度無事に完了しました。

初めての試みも多かったので、せっかくなので振り返ってみます。

事の発端・企画に込めた想い

コーチエイ出身の中井コーチとは以前から仲良くしているのですが、かねてから「二人で何かやりたいね」と話していました。

そんな時に中井さんから今回の提案がありました。
当時僕もコーチ向けのトレーニング企画「コーチング道場」をやっていたこともあり、二つ返事でOKしました。

コーチがコーチングを練習する場についてはかねてより問題意識があって、限定的で閉鎖的、そして「優しい」と思っていました。

スクール内の練習会は、そこで会うメンバーに偏りが生じます。
同じものを見て習ってきたので、当然コーチングスタイルには大きな差はありません。
スクールで習ったことを見直す、スクール内の横の繋がりを生み出すという点においては効果的なのですが、一定の経験を積んだコーチであればむしろ積極的に外に出るべきなのではないかと思うのです。

各コーチングスクールの色はあれど、やはりコーチングの特性上「体験型学習」を重視してるスクールがほとんどなのではないかと思います。(実戦無くして学びなし。みたいな)
しかも、知的財産権の観点から、各スクールの学びの内容って世に出回らないことがほとんどで、ポジティブな感想ばかりが目につくようになります。
そうなると、そのスクールに属していない人からすると、他のスクールの「内輪感」って強く感じちゃうようになると思うんですよね。

そして多くのコーチは人間ができた人たちばかりであり、練習会においても相手を傷つけないよう「優しい」フィードバックをされる方が多いです。
「もっとネガティブフィードバックが欲しい!」「忖度なんかいらん!」
僕自身がそう思うようになりました。

多様なコーチと関わり合い、痛いフィードバックも受けていき、学びを深めていく。今までとは違う場所で学ぶことは刺激的だし、吸収することも多いはずです
そしてそれが結果的にクライアントに良質なコーチングを届けられることになると思っています。

そしてこれは僕個人の成長目標ですが、以下の二つの目標がありました。
①他スクールのコーチとの協同を通して、領域を広げた学びを得る
②コーチングに関する企画を通して、コーチたちのインサイトを掘り起こす力を磨く

スピード感ある企画

中井さんとの企画はとてもスピード感があり、サクサク進みました。
出身スクールも異なるので、お互いの大事にしたいポイントに着地させるのが難しいだろうなと思っていましたが、とんだ杞憂でした。

以前、一緒に対話会を企画した時から感じていましたが、中井さんと僕はコーチとして「見てる場所は異なるが、同じものを見ている」と思います。
コーチにとって何が大事なのか、それをお互いが共有出来ています。
もちろん出身スクールが異なるので、コーチングの用語に関して表現が異なっていたりはしますが、本質的に大事なところはお互い握れているので取るに足らない問題でした。

企画から2週間というスピードで告知することができたのも、中井さんとだったからですね。

参加者の声を視る

本企画の満足度平均は4.8(最高5)でした!
皆さんの声の一部をご紹介します。

これまで受けたことのないfbをいただき、まだ確実には掴んでないけれども次の可能性の扉を見つけた感覚を得られた。(高橋理美さん)
「問いは究極にシンプルであること」これは質問を投げかける上で「つまり私は何を聞きたいのか、何を感じとったのか」コーチとして対峙するときにここに自覚的でなければならないなと思いました。(M.Kさん)
企画・運営ありがとうございました!スクールも背景も超えて、コーチをつなぐ試みは、コーチング界隈全体のスキルアップという意味で尊いと思います!これからも応援しておりますし、私も頑張ります。(M.Sさん)

そでこまゆこという組み合わせ

COACH  TRAINING中の僕と中井さんは色んな言葉で表現できるなと思います。

ビジネスコーチの中井さん、ライフコーチの袖川
ビシッと決める中井さん、言葉遊びをする袖川
深めていく中井さん、広げていく袖川

華麗に司会進行をする中井さん、zoomに苦戦する袖川(笑)

僕と中井さんは対照的なタイプのコーチだと思っていて、それが参加者の方にとってさらに刺激となっていたんじゃないかと思っています。

正直、僕一人で企画していたらこれだけ多くの方に参加してもらえてないと思いますし、こんなに幅の広がる学びの場を提供できていなかったと思います。
異なる世界観を持っているからこそ、多様な学びをもたらすことができる
そんなことを体現できたんじゃないかと思います。

僕自身、中井コーチが参加者にフィードバックしているところを見て「確かにそういう観点も大事だ」「フィードバックを伝える時はそういう言葉を使えばいいのか」と学びが多かったです。

おわりに

今回のCOACH TRAININGを通して、特にスクールを卒業した後のコーチたちにこういう場が必要とされていることがよく分かりました。
各スクールにおいてもこのニーズに応える機会を提供するのが難しいのだろうなと思っています

そういう意味で、今後もこういった企画を僕らで用意し、コーチング業界全体的なスキル向上を進めていくことで、クライアントにとってより良いセッションを届けたい思いです。

僕ももっと良質な企画を提供できるよう精進してまいります。

それでは、また!

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