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コーチングのすすめforマネージャー#1 「部下のモチベーションを引き出す」

こんにちは、コーチの袖川です。
今日から、マネージャーの方向けのマガジン「コーチングのすすめforマネージャー」を隔週でお送りします。

マネージャーの方にコーチングをさせてもらう事が増えて、かれこれ150時間を超えたのですが、その中でお伝えしてきたことが結構色々なところで好評をいただいているので、せっかくなのでnoteにしていくことにしました。

マネージャーの方が抱える悩みに対して、コーチ目線でコーチングを活かした解決策もあるんじゃないかと思っていますので、日頃のコミュニケーションや仕事を進める上で使える知識などもご紹介できればと思います。

さて、今日のテーマは「部下のモチベーションを引き出す」についてです。

部下のモチベーションが上がらない

「部下が最低限の仕事しかしない。もっと主体的になってもらうためにはどうすれば良いか。」
「仕事に対する意識が低いように感じる。どうすればもっと視座を上げられるか。」

このような悩みは良く聞きますが、どうすれば良いのでしょうか。
今回はコーチングにおけるスタンスの話をさせていただきます。

コーチングのスタンス

クライアントは可能性に溢れた存在である

コーチングでは、コーチ(聞き手)とクライアント(話し手)に分かれて対話を進めていきますが、コーチはある信条を前提として関わります。

それは「クライアントは可能性に溢れた存在である」ということです。
私たちコーチはクライアントに対して「この人には無理だ」と思うことはありません。おそらく、誰よりもクライアントの可能性を信じてコーチングをさせてもらっています。
そうすることで、クライアントの自由な発想な気持ちを引き出し、本人の行動変容を後押し出来るからです。

なので、まずは部下に対して「出来ないやつ」という意識から「出来るやつ」という意識に変えていくところから始めると良いと思います。
本来備わっている能力が今は何らかの理由で発揮されていないだけである、と考えてみましょう。

「出来るやつ」と「出来ないやつ」

「出来ないやつ」という意識の場合、
「こんなことも出来ないのか」「いつになったら成長してくれるのか」ということを想い、言いたくなるかもしれませんが、あまり建設的ではありません。

一方で「出来るやつ」という意識の場合、
「どうすれば出来るようになるか」「この人にとっての成長とは何だろうか」という建設的な話を進めやすくなります

つまり冒頭の話に戻りますと、
「部下が最低限の仕事しかしない。もっと主体的になってもらうためにはどうすれば良いか。」
→「部下にとって主体性が発揮されてきた場面・領域はどこだろうか?部下の強みはどこだろうか?」

「仕事に対する意識が低いように感じる。どうすればもっと視座を上げられるか。」
→「仕事に熱中する瞬間はどんな時だろうか?そもそも仕事において何を目指し、取り組みたいと考えているだろうか?」

と言う風に変換することが出来ます。

あとは、実際に部下との1on1などで聞いてみるのが良いでしょう。
その際も「出来るやつ」と言う意識を忘れずに。

意識を変えるだけでコミュニケーションは変わる

コーチングのスタンスに立って考えると、部下の可能性を引き出せていないのもマネージャーの責任になります。

だからこそ、部下とのコミュニケーションは特に重要であると思います。
意識を変えてみるだけでも関わり方には変化が起きますので、ぜひ「出来るやつ」という意識で関わってみましょう。
実際、自分に対して「あなたには可能性がある」と思って関わってくれる人にはこちらも気持ち良くコミュニケーションできるものです。
お互いに尊重し合う関係性にこそ、主体性が生まれ、気持ち良い連帯感が起きると思います。

それでは、また次回のマガジンでお会いしましょう。

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