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営業部門で仕事をしていた時、行きたくない顧客先がありました。その顧客は後輩が担当していたのですが、その顧客から呼ばれると後輩と私が同行することになってました。

その顧客担当者のSさんは私たちの働く会社で働く先輩だったのですが、定年後に、その顧客の窓口となっていました。後輩から「Sさんが来いと連絡がありました」と言われると行きたくないと感じました。必ず値引きの要求があるからです。

訪問すると「他社のものは絶対買わないからさ、頼むよ」と言い始めました。取引量は増えないのに。「○○を知っているか?部下だったんだ」とかどうでも良い話題とセットになった値引き要求には、同行した後輩も私もうんざりでした。私がいた会社も理由がない値引きはなかなかできないので、話が進みません。いつも揉めているだけです。交渉はお互いにまったく生産性がないものになってました。

Sさんは、コストダウンできないとその会社の居場所がなくなるような立場だったと思います。Sさんにとって仕事の意味はなんだったろうと思います。
中高年の仕事は人生最後の仕事となるかも知れません。

働く意味を考えた選択をすべきだと思います。


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