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ちゃんとお迎えが来るということ

家庭的保育室「育ちあいの家おなり」は
9時から17時までがお預かりの時間です。

お昼寝を終えて、おやつを食べて
少し遊んで、16時を過ぎる頃になると
「ママは〜?」とか「ママ、来る〜?」と
子どもたちが声をかけてくる。

時計など、まだ読めないはずの1歳、2歳の子が
その時刻になると、そんな風に言うのは
何か本能的な感覚なのかなぁと思う。

もちろん、お迎えはママだけではなく
パパやおじいちゃん、おばあちゃんでも
あったりするのだが

自分のお迎えが来た!…と分かった時は
どの子も、とびきりに喜ぶ。

どんなに保育室で大切に接していても
どんなに楽しく遊んでいても
ちゃんとお迎えが来るということが

子どもたちの自己肯定感と愛着関係を
育てているのだなぁと実感する。

世の中には、お迎えに来てもらえない
社会的養護を受けている子どもは
約45000人存在するという。

決して、施設が悪いとは言い切れないが
保育室の子どもたちの様子を見ると
家庭的な養護の大事さを、あらためて感じる。

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