西野奈津子

日本一幸せなお母さんを増やす!子育て支援は親支援。鎌倉育ちあいの家代表

西野奈津子

日本一幸せなお母さんを増やす!子育て支援は親支援。鎌倉育ちあいの家代表

    最近の記事

    自信の持ち方

    「自信がないんです。」という方に お会いすることがある。 どうやったら自信が持てるのか…とも聞かれる。 私が思うに… 自信とは過去の経験から得るものと 根拠のないものとがある。 例えばフルマラソンを走った経験がない私は 当然、42.195㎞を走れる自信はない。 でも、3kmは走った経験があって それなら1kmくらいは走れそうな気がする。 だから1kmを走ることから始めてみる。 42.195kmを走る自信はないけれど 自信がないままマラソンを始めてみても いいんじゃない

      • 今日、誰とどんな話をしたか

        65歳以上では 「誰かとしゃべったか」が 幸福の物差しになるという。 2週間に1度も誰とも話していないという 高齢者もいて、幸福度が低いというのだ。 単純に長生きすることが良いこととか 寝たきりや認知症に対する考え方とか 色々あると思うのだが 自分の身体状態がどうであるかというよりも 幸福とはコミュニケーションの 充足感にあるようなのだ。 これは子育て中のお母さんにも言えることで 結婚=幸せ 子育て=幸せと思われがちだが 今日、誰とどんな話ができたかということが 幸福

        • マズローの欲求6段階目

          マズローの欲求には6段階がある。 多くは5段階だと知られていて 生命や生存や所属の欲求が満たされると 承認や自己実現の欲求と続く。 私は、いつの頃からか、承認欲求が あるようなないような感じで 誰かに認めてもらえなくても 結構ご機嫌でいられるようになった。 自己実現というのも なんだかピンとこなくなっている。 それなりに若い頃は何かあった…と思う。 いや、あまりないかも…とも思う。 今は、かなりぼんやりとしている。 ・・・で、6段階目は何かというと 「超越的な自己実現」

          • たいていのことはシンプルにできている。

            日常のほとんどをボーッと過ごしている私だけれど ここぞ!という時には 「真剣に考えるけれど深刻にはならない」と決めている。 物事に向き合うときや決断が必要な時は たいていの答えはシンプルだ。 直感で選んだ方がいいこともたくさんある。 うまくいかなかった…と感じる時に 「なぜそうなったのか」なんて原因を探っていても 正直、ろくなことがない。 次女が子どもの頃に忘れ物をして 「どうして忘れたの?」とたずねたら 「忘れるのに理由はないよ!忘れたんだから!!」と返された。 母で

            天命

            人が命を終えた時に「ご不幸」と言うことがある。 命を終えることが不幸ならば 私たちは生まれた瞬間から 不幸に向かって生きていることになる。 親しい人が命を終えることは、やっぱり悲しい。 それは、もう逢えなくなるという切なさだ。 大切な人だから、大きな切なさが起きる。 でも、私たちは決して 不幸に向かって生きているわけではないし 別れは悲しみだけでなく 何かを受け継ぐことなんだと思う。 その人の命に敬意を払い それぞれの天命の中で 私たちはキラキラと輝きながら 生まれて

            世の中はタイミングとバランス

            世の中はタイミングとバランスだと思っている。 特に、何か変革をもたらす時は そのタイミングを逃してはいけないし そのためのバランスを整えておかないといけない。 自分の思った通りにいかない時は タイミングかバランスのどちらかが違っていたか そのどちらもが合っていなかったってことで 自分の考えや行動だけに原因があるわけじゃない。 だから、無駄な反省なんてしなくていい。 必ずタイミングは来る。 その瞬間を逃さないために 心も体も思考も整えておこう。

            自信なんて、あってもなくてもいい。

            私は年中、忘れ物をする。 失くし物もする。 もはや欠点とか短所とか言うよりも 病的なレベルだ。 だから、自分の身辺に自信がない。 でも自己否定感は全くない。 自分を責めるのは疲れるし得もない。 自信のなさは幸いすることもある。 簡単に人のハプニングを責めない。 むしろ気持ちがよく分かる。 自信なんて、あってもなくてもいい。 自分を否定さえしなければ、それでいい。

            支援って、タイミングが大事

            「私にも出来たんだから、あなたにも出来る!」 この言葉って「がんばりたい!」と思っている時は 結構、励みになる。 よ〜し!やってみるか!という気になる。 でも、時と場合によっては 残酷な言葉になるな〜…と思う。 「あなたに出来たって私には出来ないんだよ!!」 そう思わせる時だってある。 とにかく「タイミング」だと思うんだよね。 励ます時なのか、寄り添う時なのか…。 相手をちゃんと観るって 自分に余裕がないと出来ない。 辛いのは一人でいることじゃなくて 独りぼっちな

            一緒にいるだけで大丈夫。

            【愛しているけど好きじゃない。】 6年前のドラマ「カルテット」でのセリフ。 主人公の夫が、居酒屋で酒を飲みながら 妻のことを後輩に聞かれて返した言葉だ。 愛しているけれど好きじゃない。 すでに親元を離れ社会人となり それぞれにパートナーと暮らしている二人の娘を 今は「好きだなぁ」と思う。 家族として愛しながら、一個人として好きだ。 でも… 二人の子育てに追われ、カオスな日々だった頃 娘たちを「愛しているけれど、好きだと思えない」 そんなことがあったように思う。 好

            人事を尽くして天命を待つ

            新たな道に進むことは 多かれ少なかれ期待と不安が入り混じる。 期待も不安も、未だ起きていないから抱くもので 結果が分かっていれば さほど心は揺れないものだ。 期待と不安は、昼と夜のようで そのバランスが大事なんだと思う。 不安という暗闇の中でなければ 希望という星に気づけないし 期待という明るさがなければ 勇気というエネルギーが育たない。 それでも、先のことは分からないから 「なんとかなる!」と思うことがオススメだ。 やるだけのことをやった人間だけが あとは「なん

            責任とか覚悟という圧力をかけない

            人は、選択を迫られる度に 思い悩んだりすることがあるけれど 自分の選択に責任とか覚悟という 圧力をかけてはいけないように思う。 例えば…食べ物を買おうとお店に入って パンを買おうか、おむすびを買おうか 「ん〜!」って悩んだとしても 食べた瞬間の味が違うだけであって 結局は胃袋に入って栄養に変わるだけであって 人生においても、どちらかを選択した時に その瞬間に、正しかったのか間違いだったのか 「ん〜!」って悩んだとしても それは選択した瞬間の感覚が違うだけであって 結

            最善を尽くす

            「聴く」とは 相手に対して否定せず丁寧に耳を傾けること。 「聞く」とは 音として聞き流すということもあるけれど 門構えの中に耳があることから 自分の内面の声を否定せずに 丁寧に耳を傾けることだと思っている。 誰かの選択をサポートする時に もちろん相手の言葉と心の声を 丁寧に聴くことが大切なのだが 相手との関係性が深ければ深いほど 私自身はどうしたいと思っているのか 自分の正直な気持ちを聞く必要もある。 大切な人の大切なことを大切にしたい。 その思いさえ揺るがなければ

            耐える力

            母は、私が物心がつく頃から よく入退院を繰り返していた。 そんな母のそばで育った私は ネガティブ・ケイパビリティが養われたと思う。 ネガティブ・ケイパビリティとは 「どうにも答えの出ない どうにも対処しようのない事態に耐える能力」 という意味で 幼い頃の私にとって、体調が悪くなった母に 治療も看護も出来るわけではなく ただ、ただ回復を待つことしか出来なかった。 それでも、医学の様々な進歩のおかげで 母はその都度、回復していた。 ところが、ずっと元気だった父は ある日

            親子でも相性ってある

            子育てにおいて「正解」って ないんじゃないかと思う。 それぞれの国で、それぞれの地方で それぞれの家で、決まりも風習も違うし 人は一人一人に気質というものがあって いわゆる「気」が合うか、合わないかってあって 血の繋がる親であっても、子どもであっても 相性ってあると思うのだ。 気が合わないと思っても それでも家族として生きていく。 親として子どもの衣食住を確保する。 保護者として子どもを社会から保護していく。 同じように、たとえ気が合う親子であっても それぞれに自立

            それでも、すべてはうまくいっている。

            大変なことが起きた時 私は「真剣にはなるが深刻にはならない」 と決めている。 ガーン!とショックを受けたり 落ち込んだり、不安になる時は 真剣に落ち込んでみたり不安になってみる。 でも、深刻にはならない。 つまり深掘りをしないということだ。 大切なのは落ち込みすぎないこと。 傷つくけれど、傷つきすぎないこと。 気は使うけど、無理に元気なふりをしないこと。 強くなろうとすることは なにか鈍感な自分になっていくようで 優しい気持ちまで鈍くなりそうな気がする。 強くなん

            異次元の子育て支援を考えてみる

            産休・育休中の学び直しを「後押しする」という 岸田首相の発言に対し 実業家のひろゆきが 「産休・育休中の親に“学び直し”の 時間と精神的余裕があると 信じてる頭のおかしい政治家。 毎日、夜泣きで3時間に1回づつ起こされて 肉体労働をする生活を半年以上続けた親のおかげで 大人になれた事がわかってない人達。」 と発信した。 なるほど・・・と思う。 確かに・・・と思う。 学び直しをしたい人には 後押しをしてあげるといい。 でも、私が思う子育て支援としては 就労の有無に限らず