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平日朝イチから酒を飲むZ世代

1.平日朝イチから酒を飲むZ世代

若者が酒を飲まなくなったと言われて久しい。厚生労働省が公開している飲酒習慣の状況を見てみると、40代男性が48.1%・50代男性が47.9%であるのに対して20代は13.0%であり半分以下である。このデータは平成17年のものであり、現在ではその傾向がより強まっていると考えられる。
※消化機能が衰える高齢者は考察の範囲外とする。

厚生労働省


一体何故、習慣になるほどお酒を飲む様になるのか。その原因は酒を飲むことによって分泌される神経伝達物質であるドーパミンの仕業である。

ドーパミンとは?

/ ドーパミン / dopamine /

神経伝達物質の一つで、快く感じる原因となる脳内報酬系の活性化において中心的な役割を果たしている。

ドパミンは神経伝達物質のひとつで、カテコールアミンと呼ばれる種類に属します。アミノ酸のチロシンから酵素の働きによって合成されます。

ドパミンが働く主な神経経路には黒質線条体路・中脳辺縁系路・中脳皮質路の3つがあります。黒質線条体路はパーキンソン病と関連し、中脳辺縁系路と中脳皮質路は統合失調症と関連するとされています。

アルコールを飲むことによって快く感じるのは脳内の報酬系と呼ばれる神経系が活性化するためと考えられますが、この報酬系ではドパミンが中心的な役割を果たしています。アルコール・麻薬・覚せい剤などの依存を形成する薬物の多くはドパミンを活発にする作用があり、そのために報酬系が活性化するので、これらの薬物を使用すると快感をもたらすと考えられます。

厚生労働省


アルコールを摂取しドーパミンが分泌されることで人間は気持ちよく・楽しくなる生き物なのだ。上の世代の男性ほどアルコールを接種し楽しくなっている一方で、

若者は何によってドーパミンを分泌させ、楽しんでいるのでしょうか?書籍「スマホ脳」では「スマホはスロットマシーンと同様の依存度がある」と解説しています。TwitterやInstagramなどを下にスクロールすると読み込み中の表示がされ、数秒待たされたあとにコンテンツが表示されます。スロットマシンのレバーを引く、スロットが回転する(数秒待たされる)、結果が表示されるというこの動作がそのままSNSの仕様に組み込まれているのです。つまり、若者はSNSによってドーパミンの分泌を行っているのです。

ドーパミンが分泌されるという意味では、飲酒もSNSも同じです。そういった意味で今どきの若者であるZ世代は、まず朝起きて飲酒し、通勤通学時にも電車内で飲酒をし、お昼休みや休憩時間にも飲酒、もちろん帰り道でも飲酒します。帰ってからは当たり前のように晩酌をします。長い人では深夜1時2時まで飲み続け、一日の飲酒にかける時間が6時間に及ぶ人までいるほどです。

「お酒は程々にね!」とお酒を飲まない若者に是非、言ってあげましょう!


2.令和における禁酒する方法

ここまで述べてきたようにSNSにはアルコールと同じく、ドーパミンを分泌させる作用があります。これをうまく利用すれば、飲酒によって問題を抱えている人に対して禁酒を無理なくしていただくことが可能になるのではないでしょうか?ただし、SNS依存はそれはそれで問題があるので、SNSの見過ぎ(飲み過ぎ)には注意です笑



3.アルコール飲料メーカの競合は?

ここまで読んでいただいた方は閃いたかもしれませんが、若者が酒を飲まなくなった主要因は貧乏だからでな無いと私は考えます。ここまで書いてきた通り原因はSNSだと考えています。朝から、そして暇さえあればSNS飲み過ぎ(の見過ぎ)のZ世代は、平日帰宅後にお酒を飲みたいとは思わないのです。

ドーパミン分泌量を奪い合うという意味では、アルコール飲料メーカの競合はTikTokやTwitter、Instagramなのです。



4.そんじゃーね!

これはあくまで私の意見であり、実際に調査分析をしたわけでわありません。是非どなたか共同研究をして、イグノーベル賞を受賞しませんか?笑
Twitterやってます。連絡まってまーす!



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