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質の悪い仕事は解像度の低い写真。大きくすると耐え難い。

ミニカーと同じ精度で、本物の車を作ったらすぐ壊れるでしょう。

ミニカーだから許される程度の精度があるし、自動車には自動車に必要な精度がある。単なる玩具には玩具の、機械には機械の品質基準が在る。

犬小屋だから許される程度の精度がある。1m四方の犬小屋では0.5mm未満の精度まで必要ない。同じ精度で20mのビルを建てたならば、精度が10mm。こりゃガタガタだ。

小さな仕事だと許される精度も、大きな仕事では許されない。
身内向けのイベントフライヤーで許される精度は、企業のスポンサーが付く不特定多数向けのパブリックイベントでは通用しない。

逆に言うと、高い精度の仕事に慣れておくことが、大きな仕事を引き受ける準備になるということ。自分の技術と審美眼を日頃の仕事で磨いておけば、リスクが伴うチャンスでも臆せず掴みに行ける。

要求レベル内で収めようとすると出てくる言葉が「どこまでやればいいかわからない」。成長志向の人からはそんな言葉は出てこない。期待を超える仕事は自己成長のいい機会で、その挑戦が必ず次に繋がると判ってるから。

解像度の低い写真はポスターでは見るに堪えないように、甘んじる姿勢は仕事の質に現れ、成長の機会は訪れない。始めから高解像度を目指すのだ。

レーガンとチェルネンコ。懐かしい。ふざけてるけど楽曲もPVも精度高い。

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