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自分らしいか否か、それが善悪

物事の善悪は簡単に峻別しゅんべつできない。人それぞれに異なる経験を通して、異なる思考回路を持っているから、それぞれに事情があるのだ。

先日NHKオンデマンドで視た100分de名著. 西田幾多郎“善の研究”(365〜368回)で学んだこと。世の中、矛盾だらけ。自己実現こそが善。

自己実現は、自己啓発のように自分の外の何かを身につけるものではない。自分の中にある自分らしさを知ってそれを実現する、それが自己実現だ。

この考えは、ニーチェにもスピノザにもアランにも通じる…ような気がする。勉強中だけど。

自分らしさ。
それは常軌を逸したときにあらわれる。他人が決めたルールに従順でいると自分の本質を見失ってしまう。逆に、好きな遊びや、無駄と思うけど止められないことは、自分らしさが原動力だ。モチベーション、動機。

自分らしさを理解していなくてもいい。好きなことをやり続ける。ときどき、そこににじみ出た自分らしさを探してみる。ときどき、友だちに見せてみる。君らしいね、それが自分らしさ。

誰しも異なる文脈で育ってきた。そうして育った内なる子供が自分らしさを知っている。内なる子供に耳を傾けよう。自分らしさが見つかりますように。

本当のとみは心のなかにある


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