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スマホ5G時代に「黒電話」で営業するんですか?

「黒電話」と書いて、どんな電話機か?
思い浮かべられる人が少なくなって来た
と思います。黒色をしたスマホでもガラケー
でもありません。 俗に言う”家デン”で
色は黒、丸っこい形で、特徴は円形に
並んだダイヤルに指をさして、電話番号
を廻して、相手を呼び出す仕組みの
電話機です。
1985年(昭和60年)の通信自由化
まで、もっともメジャーな電話機として
多くの人達に使われていました。その後、
ダイヤルに変わって、ボタンを押す形式の
プッシュフォンと呼ばれる電話機に代わっ
ていきました。--今回は前置きが長い!!

ようは昭和の時代の旧式、非効率な
電話機であるということです。

話は変わって、先週、関東圏内の
商工会で、「SNS集客戦略」という
テーマで講義いたしました。
講義終了後、受講者の方で、
創業約100年の呉服店の店長と
店員の方が来て、

「先生のお話大変勉強になりました。
今はSNSを使って投稿、拡散して
お客様に情報を伝えるのが、主流
なんですね!
今、ホームページを百数十万円
掛けて、リニューアル中なんですけど、
やっぱり効果ないでしょうか?」

菅野「誰を対象にどんな着物を
販売したいと考えていますか?」

店長「お母さまには、最新柄の
お着物を、お嬢様には、成人式、
お友達の結婚式など冠婚葬祭用
のお着物を販売しております。
コロナになって、外に行く機会が
めっきり減って、売上が激減して
しまっていて、本日セミナーでSNS
について勉強しに来た次第です」

「黒電話」≒”ホームページ”しか知ら
ないというのは、本当に恐ろしい!!!
セミナーの冒頭で、今の若い女性
(お嬢様)は、Googleで検索
しない。Instagramでダグって
いますと説明しました。
もちろんそのお嬢様のお母さま
だったら、やはりインスタグラムを
タグっていて、ホームページなんか見る
機会は皆無に等しいと思います。

黒電話の台数(ページ)を増や
そうが、プッシュホン(機能)に
替えようが、どこまでいっても、
ミスマッチでお客様の手中の
スマホには、呉服店の情報は
まったく届きません。

アフターコロナ、ニューノーマルの
時代は、SNS、ショート動画を
使って、お客様の手中のスマホへ、
映えするコンテンツをお届けして、
売上を上げる時代です。

(2023.7.28 Vol.52)

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