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1/18開催レポート②「情報交換会」

1/18開催の情報交換会レポート②では、能登半島地震の支援状況等の情報交換についてご紹介します。

1/18開催レポート①「情報交換会」はこちら
1/18開催レポート①「情報交換会」|せんだい・みやぎソーシャルハブ (note.com)

当日の会場の様子 現地とオンラインで行っています

一時避難から二次避難に移ってきていますが、避難所で支援をしているスタッフの方たちの間で「支援疲れ」が早速起きており、認定NPO法人Switchも現地で個別カウンセリングを始めることにしました。現地のニーズやメンタルヘルスの不調などの声がありましたら教えてもらえたらと思い、今回の情報交換会に参加しました。

東日本大震災の際に、「支援者を支援する」経験から、能登半島地震の被災地支援をされている方との情報交換を目的に、今回、能登災害支援ネットワークを立ち上げました。
登半島地震の被災地では、一時避難から二次避難の移動ができている方は全体の一割程度です。支援物資は届いていますが、偏在し始めており、余る状況が起きているところもあります。民間でも行政でも、支援する側の間で、緊急時の判断が多く積み重なったこともあり、「支援疲れ」が起きています。結果、支援する中で不合理な選択をしてしまうといったこともあったようです。ボランティアが支援したくても、水道などのインフラ設備がダメージを受けていて、ボランティアが宿泊できる施設が少ない状況です。

支援者の拠点として、東日本大震災や熊本地震の支援の際に、被災地より少し離れた場所の避難所になっていない公民館やコミュニティセンター、集会所などを使わせて頂きました。

ボランティアを外部から受け入れるということは現時点ではほとんど行われておらず、活動団体を通じてボランティアに入ることは行われているようです。私が関わっている学生たちは、自分たちで現地入りして現地の人に直接ヒアリングして支援しています。
ただ、経済状況が戻っていく中で、現地の雇用を守るためにも、ボランティアの撤退の仕方も考え始められているようです。それは東日本大震災や熊本地震の時の教訓があるからです。
あるガソリンスタンドの給油を学生ボランティアが支援していますが、もうすぐテストの時期なので、学生たちは大学に戻らないといけない状況です。

能登半島地震の支援等につきましては、刻一刻と状況が変化しています。
また、情報交換会の中でも「災害の情報が流れることで、東日本大震災を経験した東北の人たちがフラッシュバックを起こしてしまうといった声もあるので、報道を見る際も支援をする際も、無理しないようにした方がいいと思う」との話もありました。

2月は、能登半島の現状から、地震によってどのような都市機能が破壊されるのかを学び、自分たちのまちで地震が起こった場合の被害想定を共有しながら、まちとして何を備えれば良いのかを考えます。
ぜひ、関心のある方々にご参加いただき、私たちの暮らすまちについても考えていけたらと思っています。みなさまのご参加お待ちしています!!


「私たちの知らない世界
~能登半島地震に学ぶ 私たちのまちは何をしておく~」

◆日 時:2024年2月15日(木)19:00~20:30
◆情報提供者
 仙台市都市整備局建築宅地部建築指導課 建築防災係 係長 佐藤匡さん
 一般社団法人復興応援団 代表 佐野哲史さん
◆会 場:仙台市市民活動サポートセンター6階セミナーホールと
     Zoomにて開催
◆内 容:
 1 長町-利府断層による地震の被害想定について学ぶ
 2 能登半島地震の支援の現場から情報提供
 3 ゲストの話題提供を踏まえ、参加者を交えて、
   100万都市・仙台で備えておくべき都市機能を考える。
◆対 象:防災、減災、利府長町断層による地震に関心のある市民や能登半島地震の支援状況について関心のある市民、団体、災害支援団体、NPO、企業、教育機関、行政
◆参加費:無料
◆申 込:申込フォームからお申込みください。
https://docs.google.com/.../1FAIpQLSfjc1CTa.../viewform...
申込の方にZoomアドレスをお知らせします。

メーリングリストを開設しましたので、みなさん同士の情報交換の場としてお役に立てたらと思います。
*メーリングリストへの登録は毎月第3木曜日に開催している情報交換会にご参加いただいた方へご登録のご案内をしています。

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