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12/21開催レポート情報交換会

能登半島地震で被害に遭われましたみなさまにお見舞い申し上げます。
被災地のみなさまの一刻も早く安心できる生活が戻りますことをお祈り申し上げます。


昨年12月は1年の締めくくり&新年に向けてのスタートとして、NPOや会社員、公務員等、様々なセクターの方々が集まり、今年やってきたこと、来年やりたいと考えていること等を共有する情報交換会を開催しました。

当日の会場の様子

当日情報交換会で出た内容を少しご紹介します。

一般社団法人グラミン日本仙台支部で活動しています(赤木さん)
シングルマザーに少額融資(10万円~50万円)し、スモールビジネスを立ち上げて、お金を返済してもらうシステムを構築しています。5人1組の互助グループを作り、互いに励まし合いながら自立に向けた支援を行うなどの特徴があります。グラミン日本のスタッフは有償の人も増えてきましたが、ほとんどは無償で参画、特に仙台支部は全員無償で活動しています。

・この1年間で仙台支部では5名がワークショップに参加し、事業計画を立て、そのうち2名が融資を受けています。
・デジタル就労支援事業も行っており、シングルマザーが就労できるようにデジタル人材の育成支援もしています。
・せんだい・みやぎソーシャルハブと協力してプロボノを募集し、10月から新しく1人プロボノを受け入れて活動しています。

※グラミン日本は、1983年にバングラデシュで設立されたマイクロファイナンス機関の日本版、2022年8月26日に仙台支部を設立しました。

一般社団法人東北情報機器再生推進機構で活動しています(男澤さん)
パソコンをできるだけ長く使う、処分するにしてもできるだけ資源化する活動を行っています。東北地区で年間約1万台も使われないパソコンがあり、そのうち8割はゴミとして廃棄されていて、何の資源にもなっていません。
活動の一例として、3年間動かなかったパソコンを少し直すことで起動するようになり、パソコンの買い替えが不要となったケースがありました。

私たちは、環境問題に市民目線で取り組み、市民の立場で活動を広げていきたいと考えています。
そのために、以下のようなスキルを持った仲間を募集しています。
①「パソコン修理会」をしたいと思っており、パソコンを持ち込んだお客様の接客をする人を募集しています。
②官公庁に営業していただける人材を募集しています。官公庁に使わないパソコンがあることもあり、ある市から相談を受けた際は倉庫に多数の使われていないパソコンがあるため、そのパソコンのデータ消去をして適切に処分したいとの依頼がありました。
③データ消去の作業を知的障がい者の方々が働く就労支援施設に委託しており、知的障がい者の方々にデータ消去の技術を教える人を募集しています。

 

一般社団法人東北駆け込み寺で活動しています(織笠さん)
「何でも話を聴く」活動をしています。 
人の役に立ちたい方が集まる場で、登録のボランティアが240名、仙台で活動している人は約140名、最少年齢19歳、最高齢80歳、全体平均年齢48.5歳で運営している団体です。

活動の中で最近気になっていることは、相談員ボランティアの方々が、市民活動のプロっぽくなってきていることが気になります。
支援する側・される側ではなく、対等に話を聴く中で、プロの支援が必要となったら、外部に紹介すればいいと思っており、相談員ボランティアには、プロにはならないでね、と伝えています。
公共の窓口などプロは世の中にたくさん存在するので、ボランティアにはまっさらな気持ちで相談者の話を聴いてくださいとお願いしています。

織笠さんの話を聞いて、会場からはこのような話が出ました。

・若者向けの勉強会で、高校生が「親や先生や行政の窓口には怖くて相談できない、友達にも相談したら友達関係が壊れてしまうのが怖くて相談できない、同じ属性だけど友達ではない人に相談したい」という声がありました。

・自分は専門職として仕事をしているので相談者の話をしっかり聴くためには勉強もして資格もとって自分なりにスキルアップしてきたつもりでしたが、織笠さんの話を聞いて、そういった勉強してきたことが、逆に相談の邪魔になるのかもしれないと思いました。専門で知識を持って話を聴くのではなく、もっとフラットに話を聴くという姿勢が大切なのだと気づかされました。

この他にも相談窓口の相談員をしている方や、プロボノに参加してみたいと考えている行政職員の方、社会課題解決の役に立ちたいと思っているコピーライターの方など、様々な方々にご参加いただきました。

相談窓口の相談員をしている参加者の方から、

相談者の相談に対して解決できないことが多々あり、外部につなぐと解決につながることもあるので、このようなセッションに参加することで外部の方の活動を知ることでつながりが広がればと思い参加しました。

とのお話もありましたが、せんだい・みやぎソーシャルハブは、このような場をつくることでお互いの活動を知る、知り合いになる、つながることができたらと思っています。


新年!1/18(木)に情報交換会を開催します!
主に仙台、宮城で活動されているNPO・一般社団、行政、大学、企業の皆様の近況や課題感、他都市の注目すべき活動の情報など、なんでもお聞かせください。

※能登半島地震の現地情報や支援団体の情報のシェアも行います。能登半島地震の情報収集、シェアを行いたい方のご参加もお待ちしております。

日 時:1月18日(木)19:00~20:30
会 場:仙台市市民活動サポートセンタ階セミナーホールと Zoomにて開催
内 容:社会課題の共有、解決の手立てを考えていくための自由な情報・意見交換。
参加費:無料
共 催:せんだい・みやぎソーシャルハブ/仙台市市民活動サポートセンター
申込み:フォームからお申込み下さい。申込の際Zoomアドレスをお知らせします。  

この場で知り合ったみなさま同士でお互いの交流を深め、情報交換できる場として、メーリングリストを作成します。ぜひご登録ください。


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