12/15開催レポート「寄付月間にキフカッションをやってみよう」

12月は「寄付月間」ということで、今回の情報交換会では寄付について気軽に話そう!その名も「キフカッション」(寄付+ディスカッション)を実施しました!
ゲストには、公益財団法人日本非営利組織評価センター業務執行理事・寄付月間共同事務局長の山田泰久さんをお招きしました。

会場の様子

当日は山田さんから日本の寄付の歴史を奈良時代から事例も交えつつご紹介していただきました。奈良時代には勧進によって東大寺が造られたり、江戸時代には仏教や儒教の教えから徳の文化が広まって商人たちが徳を積むために公共工事に寄付をしたり、明治時代には社会問題を解決するための民間の慈善活動が活発になったりなど、日本にも多くの寄付文化があったそうです。

また、山田さんは数年前から1日1個、過去の偉人なども含めた寄付エピソード・事例を集めており、現在500記事ほど作成されています。記事は山田さんのブログで読むことができます。
JCNE・NPOフォーラム~信頼と情報開示と発信で資源を循環させる (canpan.info)

山田さんのお話の後は参加者のみなさん、会場2グループ、オンライン1グループの3グループに分かれてキフカッションを行いました。はじめての寄付や最近行った寄付、寄付して良かったことなどをグループで共有して意見交換を行いました。

◇参加者の人が行ったはじめての寄付
・小学校の赤い羽根募金
・コンビニ横の募金箱への寄付
・仙台光のページェント
・24時間テレビ
・あしなが育成会   など

はじめての寄付を話しながらの自己紹介。みなさん、小学校のときに赤い羽根募金や緑の羽根募金などをしたとのエピソードが多くありました。「はじめての」寄付について思い出しながらみなさんとシェアをすることで、「そういえばそんな寄付もしたことあったな」と思い出すことができました。

◇参加者の人が行っている寄付の紹介
・フードバンク、フードドライブ
・お寺などの文化財修繕
・インドネシアの地震支援
・知人のクラウドファンディング
・みやぎ・チャレンジプロジェクト など

知人や友人が行っている活動に寄付をしたり、自分が興味・関心のあることに寄付をしたり、もともと興味がある活動で活動している団体と知り合うために寄付をしたり、みなさん寄付の動機もそれぞれでした。またはじめて知る寄付などもありました。

普段寄付について話をする機会が少ないため、寄付についてオープンにしてもいいのか分からなかったがオープンにしてもいいんだと思えたり、単にお金やものだけを寄付するのではなく、寄付によって「応援したい気持ち」など想いをつなぐ役割を担っているということなどあらためて考えるきっかけとなりました。

当日参加をされていた方から情報提供があった寄付の話題を紹介します。

「読み終わった本で若者の未来を変えよう」
認定NPO法人Switch
認定NPO法人Switchは若者一人ひとりが持つ力や強みをいかした「働く・学ぶ」の実現に伴走し、well-beingな社会を目指す団体です。さまざまな環境でメンタルヘルス不調などで自由に外出をすることをためらったり、制限される若者たちの伴走支援をしています。
12月の寄付月間に読み終わった本やCD、DVDなどの寄付を集めています。
集めたものは換金後活動費に充てられます。本が1,000冊集まると1回の訪問同行支援ができます。
昨年の協力先団体は46企業・団体でした。今年は、昨年同様のSNS発信だけでなく、協力先団体同士が交流できる機会を考えています。

実施期間:令和4年11月1日~令和5年1月31日
対象地域:宮城県を中心に
目標: 協力先事業所数50企業団体 寄付本数2,000冊
内容: 古本募金を通じた自主訪問活動へのご支援、寄付啓発
皆様からのご寄付本等は、古本募金ハピぼんに送付し、換金額がSwitchの寄付金となります。
対象品:本、ゲームソフト、CD、DVD、Blu-ray(ブルーレイ)、未使用切手、書き損じはがき  

認定NPO法人Switchホームページ

次回1月の情報交換会はこちらです。次回のテーマは「プロボノデビューセミナー」。普段仕事や趣味で当たり前にやっていることが社会貢献になるかもしれません。みなさまのご参加お待ちしております!

1月情報交換会「プロボノデビューセミナー」
日 時:2023年1月19日(木)19時~20時30分
場 所:仙台市市民活動サポートセンター6階セミナールーム
(仙台市青葉区一番町4丁目1-3)オンライン(Zoom)
参加費:無料
対 象:興味のある方どなたでも参加できます。
みなさん意見交換に参加いただきます。
主 催:仙台市市民活動サポートセンター
共 催:せんだい・みやぎソーシャルハブ
申 込:申込フォームからお申込みください 

本事業は日本財団の助成を受けて実施しています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?