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ウクライナへ行こう!Їдемо в Україну

ウクライナ情勢が緊迫感を増してきた。
早ければ週明けにも、ロシア軍がウクライナに侵攻するかもしれない。

戦争になってしまうのだろうか・・・。


2016年11月、僕と妻は雪積もるウクライナの首都・キエフに降り立った。

客引きが群がる。

空港で、タクシーの客引きがいるヨーロッパの国は初めて。

まるで、カンボジア。

僕らはカンボジアで、タクシーの客引きに慣れているからどうってことはない。
でも、初めてだったら怖かったかもしれない。

タクシーの客引きを振り切って、バスに乗る。
これが間違いだった。

バスは市内に入り、ちょっと坂道に差し掛かると、止まる。
止まるというか、前に進めなくなる。

雪と坂で、バスが登れなくなってしまっているのだ。

「ぶおん、ぶおん、ぶおーん!!」
バスのエンジンは、必死で噴かしている。

しばらくすると、ぞろぞろと乗客が降りていく。
諦めて、違う交通機関を使うのだろう。

周りを見ると、似たように立ち往生しているバスが二、三台。
中にはどうにか登りきって、進むバスもある。
中には、乗客が後ろから押そうとするバスもある。(絶対危険)

カンボジアは坂もなければ、雪も降らない。
衝撃の風景からウクライナは始まった。

とはいえ、私と妻は空港からでスーツケースで大荷物。
周りも大雪。
呆然と突っ立っていても凍死する。

流しのタクシーを捕まえる勇気もない。
仕方がないので、地下鉄に乗ることにした。

底が見えない

キエフの地下鉄は深い。

もう、吸い込まれるように深い。
「本当に、下まで降りていっていいのだろうか?」

躊躇するほど深いのだ。
(大江戸線も深いけど)

ホームには、電光掲示板(デジタルサイネージ)ではなく、プロジェクターで映像が投射され動画が流れる。

薄暗い地下には、ピッタリだ。

映画館気分で、広告が見ることができる。

レストランに入ると、明るく、暖かく、賑やかな雰囲気に包まれる。
外が、暗く、寒くて、殺風景なので、よりほっとするのかもしれない。

ウクライナ料理は種類も豊富だった記憶がある。
そして高くない。

ウクライナ料理は、今、Wikipediaで調べたところ、伝統ある東欧料理のひとつに数えられる。ボルシチやヴァレーヌィクなど世界的にも有名な料理があり、ロシアやユダヤなどの食文化にも大きな影響を与えた。

空港に着いたのが、夕方だったからだろうか?

雪が降った日だったからだろうか?

地下鉄で移動したからだろうか?

共産国の風景が殺風景だったからだろうか?

それとも、そろそろロシアが侵攻するかもしれないニュースを聞いたからだろうか?

イメージは、ちょっと暗いウクライナ。

妻の記念写真をパシャリと。

しかし、心の中でつぶやく。
「みんなモデルさんみたいだ〜!」
身長も高くイケメン・美人が多いウクライナ人。

レストランには入った際の、明るい雰囲気に包まれるウクライナの若者は、とても華があった。

一見の価値はある。

2016年の滞在は、短いものだった。
妻とは、また暖かい季節にウクライナに再訪しようと約束する。

願わくは何も起きずに、またウクライナに遊びに行きたい。

今時、国境を侵攻する古臭い戦争が起こるかもしれないなんて、ダサすぎる。

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