カフェノマドでゲームを描こう!
『iPad禁止‼︎』
カンボジアの家を引き払う際に、息子・日奈太に妻の雷が落ちた。妻の言うことを聞かない日奈太は、フィリピンで一切、iPad使用禁止が申し渡される。
だから日奈太はフィリピン滞在中、iPadがつかえなかった。それは、つまりYouTubeも Minecraftなどのゲームも遊ぶことができないことを意味する。
その代わりにハマったのが、ゲーム作り。
ゲームはゲームでも、すごろくや将棋、迷路などのアナログなゲームだ。
フィリピン・ゼブの大型ショッピングモールAlaya Center内の画材屋で、100色入りのマーカーをゲット!意外にリーズナブルな値段だったので、思わず購入してしまった。
最近、日奈太は人生ゲームやウルトラマン将棋にハマっていた。しかしながら、欲しいものがあった際に「買って!買って!」ではなくて、「作りたい!」と言うようになっている。もちろん、ひとりで全部作れるわけではないので、私や妻と一緒に作るのだ。
ことの始まりは、6月30日。日奈太の5歳の誕生日だった。
その頃には、妻とも旅育をスタートすることを決めていて、部屋の中も断捨離モード。部屋のモノを少しずつ減らしていた。
そうなると、せっかくの誕生日なのに、日奈太の誕生日プレゼントが悩みどころ。日奈太へモノをあげても邪魔になる。かといって意外にも、実はあまりケーキを好きじゃない。
何よりも欲しいものは、最近どハマりしているウルトラマングッズだろう。
とはいえ、カンボジアでウルトラマングッズを探すのも至難の業。
そんなこんなで、誕生日プレゼントを悩んでいた。
そこで、日奈太と一緒に『ウルトラマンすごろく』を作ることを思いつく。
サプライズは全くなし。
誕生日の1週間ほど前から「お店では売っていないウルトラマンのすごろくを作ろう」と、ダマくらかして、息子と一緒に作り始めたのだ。
言いようによっては『世界で唯一のウルトラマングッズ』。私も頑張って、ウルトラマンゼロを描くと、ひなたもその気になって、喜んでくれた。
『欲しいものは買うんじゃなくて、作る』とマインドセットは大成功!!それから、すっかりゲーム作りにハマっていたのだ。
そのゲーム作りのブームメントが、フィリピンで大爆発。せっかくビーチリゾート・セブ島にいるのに、私と同じようにカフェでお絵描きをしたがるのだ。
そして、完成したすごろくは汚れないようにラミネート加工。ローカルの印刷屋に行って、お願いする。
さすがは、フィリピン。一筋縄では行かず、機械が壊れたとかで、なかなかラミネート作業も進まない。こんなことも含めて、アジア旅育の醍醐味?!
結局、最後までiPadは触ることなく、フィリピン生活を送ることがてきたのだった。
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