マガジンのカバー画像

ヒデホマ考察

73
著者ヒデホマレこと、中村英誉がちょっと思いついたり、考え込んでいることを考察するマガジン。
運営しているクリエイター

#現代アート

JessyAn初個展『Living with Nature』をプノンペンで開催(と後日談)

6月18日(日)から25日(日)まで、プノンペンのアートギャラリー『Pteah Chas』にて、弊社ソーシャルコンパスのディテクターで、デジタルアーティストのJessyAnが初めての展覧会を開催しました。 作品は2019年に趣味で始めた作品群から、AEON MALL3号店で展示されたステンドグラスアートの修作として制作された未公開作品も展示。 5月13日(土)にFactory PhnomPenhで行われたウエストサミット2023で公開・展示されたアニメーション作品も再展示

「意味あるの?」アーティストになりたいからAIに相談してみた(2)

ボク:これからの時代、現代アートは価値を持つでしょうか?私は現代アーティストになりたいですが、目指す意味はあるでしょうか? ChatGPT:現代アートは社会や文化、技術の進歩を反映し、新しい視点やアイデアを提供するため、その価値は絶えず変化し進化しています。アートは人間の経験や認識を探求するための手段であり、それは時代が変わっても変わりません。したがって、現代アートは今後も価値を持ち続けると言えます。 現代アーティストになるという目指す意味については、それは個々のアーティ

アーティストになりたいからAIに相談してみた(1)

ボク:お願いがあります。私と一緒にアート作品を作ってくれませんか? ChatGPT: もちろんです、喜んでお手伝いします。ただ、私はテキストベースのAIなので、直接的な視覚芸術を作成することはできません。しかし、あなたが作成するアート作品のアイデアを提供したり、意見を提供したりすることは可能です。どのようなアート作品を作成したいと思いますか? ボク:私は日本人で、カンボジア在住です。しかし、日本時だということは伏せて、無国籍なアーティストになりたいです。特にあなたと一緒に

アートのかにみそ

本日2月5日は、アートのワークショップ。 WhiteCanvasカンボジア2022のゴールド賞受賞者Touch Khchao(トーチ)さんが講師を務めてくれて、ダンボールや紙を使った作品創りをする。 ありがたいことに、たくさん人が集まってくれた。 アートとは、出来上がったものそのものじゃなくて、作る人の人となりや考え方、そして制作過程に、一番価値があると思っている。 つまり出来上がったものは、いわば単なるうんこだ。 とはいえ、やっぱりアートは出来上がったもので、評価

そうだシンガポールでアート、見よう。

シンガポールへ行ってきた。 目的はシンガポール・ビエンナーレ2022。 今回、私にとっても初めてのビエンナーレ。 急遽、思い立って出発の2日前にチケットを予約。 カンボジア人のJessyAnとDinanも突然、連れて行くことにした。 (Chamrongがパスポートをまだ持っていなかったので連れて行けなかった・・・。) 二人とも、シンガポールもアートビエンナーレも初体験。 2泊3日で、シンガポールビエンナーレのメイン会場のシンガポールアートミュージアムと、チームラボが展

アフガニスタンのヤク中は、人工知能で何を描くのか?

今更ながら話題の、人工知能が絵を描くMidjourneyを試してみた。 Midjourney(ミッドジャーニー)とは、今話題のAI(人工知能)が人間が与えた文章に基づいて画像を生成するのサービス。 写真や絵画などの説明文(キャプション)を与えると、それに基づいたイラストを生成してくれる魔法のようなサービスだ。 数秒で生成されるイラストは、見事。もう、SF。 時代は、ドラえもんの世界のようになってしまった。 もう、絵を上手に描く、ということがアドバンテージではなくなって

なんで、カンボジアで『アート』なんてやるの??

カンボジアにいると、文化的なものに触れる機会が少ない。 なんとなく、インプット不足になる。 自覚症状がないのだが、日本に帰って美術館に行くと、なんだか潤う。 文化の吸収する感覚。 つまり発展途上国では、『アート』的なものに触れる機会が少ない。それが、カンボジア在住の個人的な弱点だった。 とはいえ、我々ソーシャルコンパスは、アートコンペディション『WhiteCanvas』を運営し始める。 個人的には、すっかり『アート』で文化的な、カンボジアンライフにはなった。 まだ

ラオスの最先端アーティストと『エコ・スタジオ』

ラオスの首都ビエンチャンの中心部から車を走らせ、南東に40分。 途中、舗装がなくなってからはガタガタ道を進んでいくと、のどかな景色の中に、突如、周囲とは明らかな異彩を放つカラフルな家が現れる。 ラオスのアニメーション監督であり、アーティストでもあるSouliya Phoumivong(スーリヤ)さんの自宅兼スタジオだ。 スーリヤさんは、粘土を少しずつ動かして撮影することにより、まるで粘土が動いているかのように見せる『クレイアニメ』を作る映像監督。 彼が手掛ける子ど