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SDGs×世界遺産 絵本プロジェクト

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息子用プレゼントとして、『ありがとう』をコンセプトにSDGs×世界遺産のキャラクター絵本を作るプロジェクト。
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#キャラクター

【大幅刷新!】HeriKidsありがとうえほんVr3.0

『ありがとうえほん』の重版が決定! 今週末にシェムリアップで行われるアートワークショップで、500部印刷した絵本の在庫もなくなる予定。 そこで、内容も一新して重版することにしまいた! 3歳の息子に向けた絵本ということもあり、内容が少し抽象的だった前バージョン。全部ひらがな表記も辞め、漢字を使うことにしました。(振り仮名表記あり) そして対象年齢も、3歳から6歳向けに引き上げ。 かなりわかりやすい文章になったと思います。 キャラクターの名前も一部変更(SDGs02マダ

ウクライナ世界遺産・聖ソフィア大聖堂をNFT化してみた【NFT×ウクライナ】

NFTをリストした。 ウクライナの世界遺産・聖ソフィア大聖堂の『St.ソフィー』。 SDGsのゴール16『平和と公正をすべての人に』を司るHeriKidsだ。 2022年2月24日。 ロシアがウクライナに侵攻した。 首都キエフでは爆発音も聞こえるらしい。 ウクライナの11空港を含む74の地上施設を破壊され、状況はかなり深刻な様子が窺える。 しかし、私には何もできない。 当然、『戦争反対』や『世界平和』なんて言っても、焼石に水。 勝手に悲しさと無力感で、いっぱいの気持

SDGs絵本19『貧困をデザインする』

SDGs 目標1 貧困をなくそう の元々のキャラクターはネズミの家族だった。貧困のイメージをドブネズミに投影したのだ。ネズミになら貧困のイメージを投影して文句も出てこないだろう。 しかし、このSDGsの目標と世界遺産を組み合わせのキャラクターはそうはいかない。なぜなら、貧困はネガティブワードだからだ。世界遺産と貧困のイメージを組み合わせて良いものだろうか? ステレオタイプの貧困国というとアフリカ。最初はアフリカの世界遺産も考えたが、気が進まない。 昨今のアフリカのイ

SDGs絵本18『ありがとう絵本を印刷してみた』

息子・日奈太の誕生日に向けて、SDGs×世界遺産のキャラクターを使った『ありがとう』の絵本。 17の目標のうち、まだ2つの目標のキャラクターを紹介しきれていない。しかし、本日6月30日に息子の日奈太の3歳の誕生日になってしまった。 そんな訳で、数週間前から絵本の制作に取り掛かっている。 しかし作業はなかなか捗らない。 というのも仕事をしながら、noteも毎日投稿していたらなかなか絵本を作るのにも手が回らない。その上、6月末が弊社の決算ということもあり、バタバタとした数

SDGs絵本17『世界遺産第1号から繋がるともだちの輪』

英語でありがとうは『Thank you』。 ありがとうの絵本を作るにあたって、Thank you は必要不可欠。そんな英語圏での世界遺産を探してみた。 探すにあたって、最初の世界遺産はどこなんだろうと、疑問に思う。 1.ガラパゴス諸島(エクアドル) 2.キト市街(エクアドル) 3.イエローストーン(アメリカ) 4.メサ・ヴェルデ国立公園 (アメリカ) 5.ナハニ国立公園(カナダ) 6.ランス・オ・メドー国定史跡(カナダ) 7.クラクフ歴史地区(ポーランド) 8.ヴィエリチ

SDGs絵本16『飢餓と戦う世界遺産!?』

SDGs 目標2 飢餓をゼロと世界遺産のキャラクター。 飢餓のキャラクターをイメージしたときに、パッと頭に浮かんだのが空腹のハイエナだった。ライオンキングの小悪党の印象もあるのかもしれない。他の動物が仕留めた餌を横取りするちょっと悪いイメージ。 そんなハイエナのキャラクターを描いてみる。 ハイエナと世界遺産の繋がりを探してみると、エチオピアにある世界遺産・歴史的城塞都市ハラール・ジュゴル には長い伝統としてハイエナへの餌付けも行われているらしい。 まさか、ハイエナ

SDGs絵本15『「ありがとうが」ない理由は海より深い』

SDGsといえば、海洋中のマイクロプラスチックによる人間を含めた生態系全体への悪影響が問題とされている。 マイクロプラスチックとは、5mm以下の極微細なプラスチック片のことで、魚、鳥、微生物など様々な生物への被害が確認されている。 そんなSDGs目標14 海の豊かさを守ろう は、エイのキャラクターをデザインしていた。ワッティーのデザインが、元々カンボジア人デザイナーJessyAnが描いたエイのキャラクターをモデルにしていたのに影響されていたのかもしれない。 そんな海

SDGs絵本14『住みやすいのは小さな町?』

世界で最も住みやすい都市2021 1位 オークランド(ニュージーランド) 2位 大阪(日本) 3位 アデレード(オーストラリア) 4位 ウェリントン(ニュージーランド) 5位 東京(日本) エコノミストの調査部門「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)」が世界140都市を対象に調査 世界の住みやすい街はのランキング。 既存の概念的には納得だ。しかし、SDGs 目標11住みやすいまちづくりを と聞いて私がパッと思いついた町が、ラオスのルアンパバーンだった。

SDGs絵本11『眠れる龍は天下統一!?』

SDGsの目標9 産業と技術革新の基盤をつくろう とは、産業の基盤となる道路、水道、電力、インターネットや電話、金融などのインフラを整備をしていくことだ。 そこで元々のSDGsを擬人化しただけのデザインは、インフラ整備のイメージを無理矢理くっつけたロボットのようなキャラクターだった。 幼い頃に好きだったロボダッチの影響を受けた丸いボディーに、インフラという言葉から思い巡らせたパーツを無理やり括り付けたようなデザイン。。。頭のレーダーからインターネットでも飛ばすのであろ

SDGs絵本10『なぜ?どうして、ピラミッド?』

SDGs×世界遺産のキャラクターを作ろうと思った時、直感的に目標4 質の高い教育をみんなに は、エジプトの世界遺産ピラミッドにしようと思った。 数ある世界遺産の中で、圧倒的な知名度を誇るピラミッド。そして誰もが知る世界遺産といえば、ピラミッドしかないだろう。その三角形の構造には数学的なイメージもあり、いかにも知的な感じを醸し出す。 元々のSDGsを擬人化しただけの以前のデザインは、ひらめきをイメージさせる電球と教師の衣装をきた安直なデザインだった。 正直、あり触れた