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早すぎる時の流れにブレーキをかけたい... 癒しのひとときにしたい「キャリラジオ」。

 長年企業の中で、社内外の展示会やWEB、カタログ制作などのプロモーションを担当してきました。自分のプロモーション活動は、多少の利益売上に寄与していたことでしょう。しかし、世の中の情報、IT、デジタルマーケティングの進化に伴い、DXから始まりLTV、顧客重視、CXなど、さまざまなノウハウがメディアなどで議論されるようになりました。

企業マーケティングから「ひとりプロモーション」へ

 しかし、自分はその流行りとも言えそうなデジタルマーケティングに、わずらわしさを感じ始めました。そんなマーケトレンドを追いかけるのはもうやめにしたいと思っています。特に若い人たちが得意とするマーケティング手法にはついていけないし興味も持てないし、、、(否定ではありません)
 昨今の情報スピードやマーケティング臭覚についていくのは厳しいのと、人を"ターゲット"にするのはどことなく自分の本来の感性を失うような気がするのです。

ひとり広報、ひとりプロモーションを考える。

 今は「ひとりプロモーション」を考えています。日々漠然と考えていましたが、ファンベースカンパニーの佐藤尚之さんの記事に出会い、新たな視点を得ました。(その流れでGEコミュニティにも入っています。ですが幽霊部員です)。佐藤さんは電通出身で、日経クロストレンドなどでも取り上げられるマーケターです。本人がマーケティングについて語る中で、「ファンベース」を重視し、既存のファンを大切にするアプローチを提唱しています。企業の本質はマーケティングではなく、ファンの声を傾聴し、共感を生む関係を築ることが大切だと提唱されているのです。

気づいた、コミュニティの重要性

 マーケティングは「人と人とのつながり」が大切だと言われます。信頼できるのは人々の口コミです(Amaonなどの口コミとは違います)。会社のプロモーションは別にして、私自身のプライベートひとりプロモーションに関しては、KPIなど数字を追いかけるのはつまらなくなりました。SEO対策やアナリティクス分析に時間を費やすよりも、コミュニティを大切にしたいと思った次第です。

コミュニティは盛り上げない位がちょうどいい

 佐藤尚之さんの言葉を借りると、コミュニティは盛り上げないくらいが一番良いとのこと。焚き火は燃やしすぎるとその時は華やかですが、あっという間に終わってしまいます。企業のように売り上げが一番であれば、スピード重視でかつコミュニティも盛り上げさせなければならないし、SEO対策がどうだとか、リードの数はどうだとか、それを分析する部署があって、情報を伝達する手段を考える部署もあってと、、、。それだけで大変忙しいですね。

 大切なのは持続性。コミュニティが持続するためには、一時的な盛り上がりだけでなく、長期的な安心感が必要。焚火のようにじんわりと燃え続けることで、参加者は居場所を感じ、継続的なつながりを築りやすくなるのではと言う考え方です。

同調圧力がコミュニティを壊すかも

 もう一つ共感したのは同調圧力の回避。同調圧力が苦手な方も多いですよね。盛り上げは、同調圧力を生み出す可能性があります。会社でも「参加しないの? 飲みに行かないの?」といった無言の同調を求められ断れなかった経験ありませんか?

みんな同じ方向を向いていた、そんな風習に嫌気をさしたのです。

 昔はそんなシーンが多々あったこと思い出します。今はほとんど気の合う同じ仲間とだけ飲みに行きます。(いつか紹介したいなぁ)
 じんわりとした焚火の場合、個々のペースで参加できるし、自然なコミュニケーションが生まれやすくなるのでは?
 これからも大事なのはコミュニティだと思います。持続的で、自然なつながりを築り、共感を生む間合いを大切にしていきたいと思います。

早すぎる時の流れにブレーキをかけたい「キャリラジオ」

 私たち3人は、ある日、同じ感覚を持つ仲間として出会いました。そんな不思議な出会い感覚も大事にしたいです。

 それぞれが異なるバックグラウンドを持ち、キャリアに対する熱い思いを共有していました。そして、私たちは自然な成り行きで「キャリラジオ」を始めようと言うことになりました。
 勝手な想像ですが、3人の思いは「早すぎる時間の流れにブレーキをかけたい、、、」だったのでは? とひそかに思っています。

スナック感覚のゆったりトーク

 「スナック キャリラジオ」は、リラックスして聴けるような雰囲気を目指しています。始めるきっかけとなった理由の一つに、「ラジオってyoutubeなどの動画と違って良いよね」が始まりです。目で映像を追うのではなく、耳でゆっくりと聞ける。その瞬間で人は色んな想像をする、その妄想みたいなのが面白いよねと。
 そして話す人と聞く人の距離感がなぜか異様に近いそ。こには親密性と安心感みたいな物があって、ゆったり系の自分達自身も楽しめそう感じがしたのです。
 私たちは堅苦しさを排除し、聞いてくれる方(いまだほんの少しですが)との距離を縮めることを大切にしたいと思っています。
 3人の個性が交錯し、笑いや感動が生まれる瞬間は、私たちにとっても最高の時間です。

 「・・・あなたのお耳に潜入します」。ユリさんから出てきたこの一瞬のフレーズは、私たちの番組のキャッチコピーでもあり、リスナーに親しみを感じてもらえるような言葉だったら嬉しいなと、、、
 これからも不定期配信「キャリラジオ」を通じて、リスナーのキャリアに寄り添い、共感と癒しを提供していけたらなと思っています。ゆったりと1ミリずつ進歩させて行けたらなと思っています。

(終わり)

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