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紆余曲折あったけど、これが私の歩む道

こんにちは!瓜生原ゼミ4期の卒業生、渡辺夏乃華(わたなべかのか)です。
この本の著者である瓜生原葉子先生には、同志社大学での学生時代、そして卒業してもなお大切なことを学ばせて頂いています。
瓜生原先生と出会えたことは、私の人生をかけて歩みたい道を歩むきっかけを与え続けてくれるものでした。
今回の記事は、“夢に欠けてはならないもの”についてです。

最近ふと考えたことがあります。「人生の中で出会いって数えきれないほどあるなぁ」と。人それぞれで出会いという言葉の対象の定義は異なると思いますが、私は人や物、言葉、経験することだって出会いだと思っています。
その出会いが自分にとって良い悪いかは別として、出会いから人は何かを感じ、そこから想像したり考えたりして、それが夢に繋がったり自分という人間をつくっていったりするのだろうと思います。

なぜこんな話をしたのかというと、私は幼い頃に子ども病院での入院を経験し、そこで出会った友人を喪いました。決して全てが良い経験ではないけれど、それは今の私に夢をもたせる出会いに繋がっています。

そんな私の夢ですが、それは院内学級の教師になることです。
これは、相当狭き門であるらしく、また特別な資格というものが存在しないため、数十年後の自分に実現できているかは分かりません。
そういったこともあり、どれだけ想いが強くても実現できない可能性の方が高いならば、この夢は諦めて一般企業に就職をし、休日にボランティア等を通して病院で治療する子どもたちを支援していこうと就職活動に打ち込んでいた時期もありました。
当時は、就職活動がない日は部活といった感じで、追われるようにして休日のない日々を過ごしていました。
でも人生はよくできていて、不幸中の幸いとでも言うのか分かりませんが、部活中に手術を要するほどの怪我をし、入院をしました。
忙しかった日々から少し解放されて、今まで懸命に取り組んでいたことが思うように進められない状況なって、自分と向き合う時間をもつことができました。

このまま一般企業に就職をしてボランティア活動をしていくことで、自分の夢に諦めがつくのだろうかともがいていた時にヒントを与えてくれたのが、
「院内学級の教師とかそういう道に進むとして、どうなりたいとか、どうしたいってことはあるの?」
という瓜生原先生から私への問いかけでした。
これを思い出したときに目が覚めました。
「将来の夢は何になりたいかではなくて、何をしたいかという一生をかけて果たしたい目的が重要なのだから、院内学級の教師になれるかどうかはそう重視する点ではなくて、なれない可能性が高いとしても、そこに教育を通して成し遂げたい目的を持つことができるならば、別にその分野から離れて就職をする必要はないのでは・・・」
と考え直し、やっぱり教育の道へ進もうと決意することができました。

瓜生原先生が私の夢に寄り添って、大切なことに気付かせてくださったおかげで、今の私があります。
いつかは院内学級の教師を経験したいという夢も諦めずに抱きつつ、たくさんの出会いを感じながら目的をもって自分の道を歩んでいます。
“夢に欠けてはならないもの”  -それは、何をしたいかという一生をかけて果たしたい目的-
そんなことを私も教育者として気づかせてあげられたらなと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
次回の更新をお楽しみに!!


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