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体癖の常識・非常識~男女関係編~

「四種は自分の中に『これ!』という答えを用意してから人に相談する。相談を受けた相手がその答えを言わないと、はねつけるところがある」というようなことをTwitterでつぶやいたら、四種らしき方から「まさに!ですけど、みんなそうじゃないんですか?」みたいなコメントをいただきました。

その方の中では、悩んでいるときも「こうしよう」という答えを持っていて、それを確認するために人に相談するという行動は当たり前のことで、常識的な行動なわけですが、他の人にとっては必ずしもそうでないことなのですね。

常識というものは、当たり前すぎて普段は意識しないもの。
他の人が共通して持っている、普通の知識や思慮分別、コモンセンスなのかと思いきや、実は自分だけの”常識”だったりもすることもありますね。

いわゆる”常識”とは、心理学では”ビリーフ”と呼ばれています。
信念、心の底で強く信じていること、真実だと思い込んでいること、といった意味です。
要は、思い込みのことですね。

ビリーフは、人の感情や行動に無意識的に作用します。
意識できるものではないので、自分では分からないけど他人には見えるものだったりもするのですね。
「あの人はああいう思い込みを持っている人だ」と。

私たちが
「あの人はなんであんなことをするんだろう?」
「あの人は本当に非常識な人だ」
「あいつ、バッカじゃねぇのwww」
と思う心の裏には、自分独自のビリーフが隠されている可能性もあるわけです。

そしてそれは、過去の衝撃的な影響から起こっていることもありますし、日々の習慣で起こっているものもありますし、教育や宗教、地域性や国民性で起こっている部分もあります。

が、同じような経験をして、同じような教育を受け、同じような地域に住んでいたとしても、同じようなビリーフを持っているとは限らないのです。

そう、体癖がビリーフを作っている部分は、必ずある。

「気に入らないことがあったら、反抗すべきだ」というビリーフを持つ人もいれば、「気に入らないことがあっても、耐えるべきだ」というビリーフを持つ人もいます。
前者は体が捻じれていて、後者は首が下に下がっています。

「体癖にはそれぞれ感受性がある」というのは野口晴哉先生の発見ですが、同じように「体癖にはそれぞれビリーフがある。”常識”がある」と言ってもよいのではないか?
心理カウンセリングで何千名の人のビリーフを目の当たりにしてきた私ソシャフィアには、そう思えてならないのです。

というわけで、今回の『タイヘキストマガジン』は、”体癖の常識と非常識”についてお送りいたします。

ある体癖には常識だけれど、その他の体癖には非常識な事柄を、実際にあった事例をもとに集めました。
全体的に”常識と非常識”について書いたら、かなり抽象的な記事になってしまうと思いますので、今回は恋愛や夫婦といった男女関係の場面に絞って書いていきます。
男女関係は生のビリーフがモロに出てくる人生のイベントですからね。
擬態が通用しないのです。

今回は、お互いの常識・非常識が特に対照的に見られる体癖の男女関係の例を引いてみました。
いわゆる「相性が合わない」ということの正体が垣間見えるのではないかと思います。

この記事を読まれることであなたが、
・自分のことがさらによく分かる
・自分以外の人のことがもっとよく分かる
・ムダに怒ったり悲しんだりすることから避けられる
・大切な人との関係が今まで以上にうまくいく

ようになるという願いを込めて書いていきます。

五種と九種の”常識”

【ある九種の女性から聞いた話】
「その彼と付き合っていたときは、よく『愛が重い』と言われていましたね。
私は人を好きになると相手にのめり込んでしまうところがあるみたいで、それをすぐに言葉や態度にしてしまうものですから…

たぶん私が分をわきまえて、相手がしてほしいことだけをして、相手に要求せずにいれば、もっと一緒に居られたのかもしれませんが…
ついつい想いが高ぶってしまってそれを伝えてしまって、やはり『重い』と言われ、結局振られてしまいました…

けど、私は私で付き合っているときに『ちょっとかっこつけ過ぎなんじゃない?』と思うこともあったりして。
なんというか、自分をよく見せようと必死なんですよね。
見た目と中身が一致していないというか。

そのくせ、時々威張るんですよ。
『自分はこんなすごい仕事をしている』とか『これだけ稼いでいる』とか。
そう言う割りにはおごってくれないんですよね(笑)。

最初の方はすごく熱烈にアプローチしてくれて、私もすごく嬉しくて付き合ったのですが、すぐに『あれ?冷たくない?』と思うようなことが増えて、それで私も余計に振り向かせようと『好き』とか『愛してる』とか言っちゃったんですよ。
今思えば、それが逆効果だったんですよね。

でもよく連絡はしてくれたんですよ。
「いつ空いてる?」と。
体が淋しくなるとそうやって呼んでいたんでしょうね。
まぁ私は、都合のいい女だったというわけです。

ずいぶんと引きずったのですが、恋愛するとだいたいいつもそうなるので、もう慣れっこです(笑)。
正直な話、聞かれるまでその彼のことを忘れていました(笑)」

その彼はおそらく五種が濃厚ですね。
飽きっぽい三種も考えられますが、三種はそこまで冷たくはならないですね。

男女関係においての五種の男性は、「釣った魚にエサをやらない」という人がしばしば見られます。
外面では愛妻家や彼女大好き星人を気取るのですが、その実、パートナーを淋しくさせてしまっているパターンが多く見られます。

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