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銀行での新規事業開発〜全ては制度で打ち取れるのか〜

こんにちは。

本日は、昨日書いた”銀行での新規事業開発における問題点”に対する(自分が思う)打ち手を簡単に整理したいと思います。

まず、問題のおさらいですが、
①組織
②制度
③個人
の3点をあげました。

これに対する打ち手ということですが、
極論、誰もが納得するアイデアがあればこんな問題点を気にする必要はないというのも1つです。

が、現実にはそのようなアイデアが出ないことも多いと思いますので、
ここは真面目に書いてみようと思います。

と言っても、ここで書きたい打ち手は制度で打ち取るというただ1つだけです。

①組織の未来志向の低さや、各部署の権限の低さは、制度を変えることで改善が見込まれます。
未来志向を意識した人事制度を敷くや、意思決定の権限を下まで降ろすことを意味しています。

②制度は、制度で打ち取る他ありません。
短期実績重視の目標設定を中長期的な目線に変更します。
もちろん短期実績を軽視する訳にはいきませんので、そこは苦しいですが両利きの仕事が求められると思います。

③個人についても制度で対応します。
いきなりパーソナルな性格を変えることはできないので、制度変更により適切な人員配置を行うということです。
各業務を正確に把握した上で、適切な人員を配置するという意味です。
銀行では、その人材に適している(であろう)部署に配置が行われている(そのような人事制度になっている)気がします。
※個人の希望は当然可能な限り配慮されます

では、問題はどこにあるのか。
考えられる選択肢は、
・人事側の業務についての理解が浅い
・人事側の人材(個人)について理解が浅い
・上司の業務についての理解が浅い(人事からの打診を断っている)
・上司の人材についての理解が浅い
・希望者(新規事業開発をやりたい人)がいない
・適切な人(新規事業開発のスキルやノウハウをもった人)がいない
のどれかでしょう。

こんな答えはどうかと思いますが、僕の感覚では全部です

問題点①組織にも通づる部分ですが、
要は組織全体で未来志向が低いことによって、働いている個人にその志向が低いんです。
その個人自体が人事・上司・異動者となっている訳ですから当然適切な人員配置もなにもありません。

これじゃ根本的な解決になっていないのですが、これが現状です。もちろんこの課題は認識されているでしょうし、対応策を考えているところだと思います。

僕はもう銀行の外側に人間ですが、この問題に対する今後の変化を期待したいと思います。

打ち手と言うか、さらなる問題提起になってしまいました。。。

終わります。


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