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天皇杯 JFA 第102回全日本サッカー選手権大会 決勝 サンフレッチェ広島戦 プレビュー

いざ、決戦の地へ。
甲府にタイトルをもたらす時が来た。
クラブの歴史を作るため、全力で闘う。
日本一を掴み取れ。

1.前回対戦

広島との前回対戦は2017シーズン、J1リーグでの対戦まで遡る。
前半は広島が攻め込む時間が多く、甲府ゴールを脅かすがネットを揺らすことが出来ない。対する甲府は後半にビッグチャンスを迎えるが逃してしまう。すると、広島に先制点が生まれ、ビハインドの展開に。広島の先制後甲府のチャンスは無く、そのまま1-0で敗れた。

2.見どころ

甲府
J2クラブの夢はまだ終わらない。準決勝は鹿島を相手に1-0のウノゼロ勝利。天皇杯はここまでJ1チームに対し4連勝中。確かな勢いが今甲府にはある。しかし、リーグ戦は現在7連敗中と苦しい状況が続いている。その中で迎える決勝の広島戦。キャプテンの荒木は「ここまで来たら頂点しかない。」と意気込みを語る。J1で3位の広島相手でも屈せず、勝ちに行くサッカーをすることを誓った。

広島
獲るじゃろ頂点。準決勝は延長の末2-1で京都を撃破。決勝へと駒を進めた。天皇杯の決勝の1週間後にはルヴァンカップの決勝も控えている広島。この試合で勝利し、ルヴァンカップへの2冠へと繋げたい。広島には過去に甲府在籍経験のある選手が4選手いる。彼らも特別な想いはあるだろう。彼らの"恩返し"で広島の街に優勝カップを持ち帰り、エンブレムに星をつけることはできるか。

3.準決勝

甲府

準決勝は鹿島と闘い、1-0で下克上を果たした。
前半は甲府がボールを保持し、鹿島ゴールに迫る時間が続く。一時は三平のゴールで先制かと思われたがオフサイドの判定。しかしその16分後、浦上のロングフィードに上手く抜け出した宮崎のゴールが決まり、先制に成功する。後半は一転し鹿島の猛攻に遭うが、GK河田を中心に集中した守備を見せ、ウノゼロ勝利を挙げた。

広島

準決勝は京都と相見え、延長の末2-1で勝利した。
前半はお互いに多くのチャンスを作るが、体を張った守備によりゴールを割ることが出来ない。しかし、その中でも広島がPKで前半の内に先制点を挙げる。後半に入ると京都が途中出場となったイスマイラのゴールで同点に追いつく。その後ゴールは生まれず、延長戦へと突入。
延長前半に広島が勝ち越し点を決める。そのゴールを守り切り、9年振りの決勝へと繋げた。

4.予想フォーメーション

手前が甲府、奥が広島

甲府
準決勝から2人の変更を予想。
GKは変更が無く河田と予想。
3バックは右から須貝、浦上、エドゥアルド マンシャの並びと予想。
中盤、両WBも変更が無く、シャドーに宮崎に変わって鳥海と予想。
トップは三平に変わりブラジル人のウィリアン リラが入ると予想した。

広島
準決勝から2人の変更を予想。
GKは変更が無く大迫と予想。
3バックは右から野上、荒木、佐々木の並びと予想。
中盤は変更が無く、右WBは変更があり藤井、シャドーは森島と大卒ルーキーの満田と予想。
トップは変更がありナッシム ベン カリファが入ると予想した。

5.注目選手

甲府

長谷川元希

大卒2年目、シャドーでの出場が予想される長谷川。攻撃センス、テクニックはチーム随一だ。しかし、天皇杯を含めた公式戦は13試合ゴールが無い。決勝という大舞台でゴールを決め、チームを日本一へと導きたい。

広島

野津田岳人

昨季は甲府でプレーをした野津田。パワフルな左足のキックが持ち味。今季は日本代表にも選出された。野津田自身は「甲府での1年間が大きかった。」と語る。そのクラブに対し"恩返し"をし、広島のエンブレムに星をつける覚悟を持っている。

6.初優勝はどちらか(あとがき)

甲府と広島、どちらも天皇杯初優勝を懸けた一戦になる(前身クラブは含めない)。
甲府にとって広島は特別なクラブと言えるだろう。これまで広島には甲府に在籍した選手や監督がプレーをしたことが多くある。そのクラブに勝利し、優勝カップを掲げることに価値があるだろう。
もちろん広島にとってもJ1チームとしての意地がある。頂点を獲るために、これまでの努力を思い出し闘いたい。
地方クラブである甲府。天皇杯の決勝に進めたこと自体が名誉なのだが、ここまで来たらやはり優勝を狙いたい。日産にも多くのサポーターが来ることが予想される。

そして、今大会優勝すればACLへの出場権と来季の富士ゼロックススーパーカップへの出場権が与えられる。

この面を含めても、どちらも初優勝を狙うだろう。
各種SNSにおいても、同カテゴリーのサポーターが応援してくれたりと、温かさを感じることが多くある。その方たちの想いも背負って、正々堂々とフェアな試合に。
泥臭く闘い、歴史を作ろう!
Vamos甲府!

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