見出し画像

6/30 EURO2024 ベスト16 イタリアvs スイス 残念なイタリア・・・

先日実施した表題の試合について。
筆者は2000年代のセリエAを観ていて、当時のイタリア代表が好きでした。
ネスタ、マルディーニ、カンナバーロ、デルピエロ、トッティなど記憶に残る選手たちがいたことが記憶として残っている。
そんな中でのこの結果はショックが大きかった。。

試合内容について

まずは両チームのスタメン

イタリアは予選最終節のクロアチア戦で値千金のゴールを挙げたザッカーニがベンチからスタートする形。また最近欧州ビッグクラブが注目するカラフィオーリが出場停止。
ボンジョルノが出場を予想されていた中で、チョイスされたのはマンチーニ。ペッレグリーニもベンチからスタート。
スイスは予選とほぼ変わらない形で、エンボロがスタメンになったくらいか。

試合は立ち上がりからスイスのペース。
DFからの縦パスも効果的に入るし、ジャカやフロイラーがよくボールに絡んでチャンスを創っていく。
逆にイタリアはビルドアップがうまくいかず、前線でほとんどボールが収まらない。
スイスが全体をコンパクトな陣形で保つことでイタリアに対してほとんどやらせていなかった。
イタリアはキエーザの個人技くらいしか可能性を感じることができなかった。

その状況の中、前半36分にスイスが先制。
エリア内のスペースに飛び込んだフロイラーが相手GKを打ち破るシュート。

フロイラーのダイアゴナルランにイタリアの選手が全く対応できていなかった。走ってくる選手に対して対策ができず後手に回っていた印象である。

そのまま前半スイスのペースで終了。
確かシュート本数がイタリアが枠内シュート1本とかだった気がする。
というくらいイタリアはほとんどチャンスらしいチャンスを作ることができなかった。

後半早速イタリアはカードを切る。
エル・シャーラウィ → ザッカーニを投入。
流れを変えたいところだが、後半開始早々に失点。。
エリア付近でのパス交換からバルガスのコントロールショットが決まり、2-0

スイスがいい距離感でパス交換をしながら、最後はあっさりシュートを決められてしまう形に。

イタリアはその後も攻撃が単調で、変化もないため、相手は簡単に戻ってきてしまう。
イタリアはその後も選手交代を進める。
バレッラ → レテギ
ダルミアン → カンビアッソ
クリスタンテ → ペッレグリーニ
ファジョーリ → フラッテージ

4トップ気味になって攻撃の手数を増やして改善の傾向を見られたがそれでも得点までには至らず試合は終了。

ユーロを通してのイタリア代表について

正直グループステージを観ていても、あまり可能性は感じられなかった。
初戦のスペイン戦はスコアは0-1だが、スコア以上に完敗だと感じた。
2戦目のアルバニアもなんとか逆転して勝利。
3戦目のクロアチア戦もなんとかロスタイムに追いついて引き分けで、予選2位で通過と正直内容の面ではグループリーグに敗退してもなんら不思議ではなかった。
監督がスパレッティということで期待もして見ていたが、強豪国と比べると選手のクオリティ不足は否めず、何ならスイスの方が選手の質は高いように感じる。
そして選手の質だけでなく、量的な面でも物足りない。
そもそものサッカーの前提にあるハードワーク、量の部分でもこのEUROを見ている限りでは物足りなかった。
上記にも記載している通りでキエーザの個人技くらいしか可能性を感じられるものがなく、チームとしての上積みも感じられない。

今後のイタリアサッカーについて

筆者はセリエAを20年ほど前によく見ていたが、当時のイタリア代表はほとんどが自国のトップチームであるACミラン、インテル、ユベントス、ローマでプレーする選手がほとんどであったような気がする。
ということで20年前のEUROのメンバーを調べてみた。

選手全員がイタリア国内でプレーしており、ほとんどがユベントス、インテル、ACミラン、ローマ、ラツィオだった。

個人的に残念なのはACミランの選手がイタリア代表にいないことである。
インテルやユベントスはかなりの人数送り込まれているが、ACミランはゼロ。
ACミランでもレオン(ポルトガル)、ラインデルス(オランダ)など選出されているが。。

要は何が言いたいかというと、セリエAで自国の選手が台頭し、代表で活躍するところが見たい!ということだ。

セリエAも賭博や八百長などスキャンダラスな問題もあるし、イタリア自国の経済状況も芳しくないというのもありますが、今一度セリエA、そしてイタリア代表が復活するところを見たい。

イタリア代表はW杯も2大会連続で遠ざかっており、大舞台から離れつつある。
個人的にはイタリア、セリエAの復活を願って注目していきたいところだ。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
是非よろしければいいね、フォロー、コメントなどいただけると励みになりますのでよろしくお願いいたします。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?