勝利至上主義には反対⁉️
勝利至上主義には反対⁉️
こんばんは。
プロサッカーコーチでぬくぬく生活しているゆうきです。
今日は育成年代、いわゆる幼稚園から高校生における勝利至上主義について書きたいと思います。
まず初めに僕は勝利至上主義に対しては反対です。
勝利至上主義とは、ざっくり言えば「勝つ事が最大の目的であり、勝てば良し」という考え方です。
みなさんは何かを始める時にどんな感情があったから始めたのでしょうか。
おそらく楽しい、面白いといった感情だと思います。
僕もサッカーを始めたきっかけは、もちろん楽しかったからです。
しかし、高校生あたりになると、ふと苦しい・辛いなと思うことがありました。
本来楽しいから始めたはずのサッカーが苦しい・辛い。
いま思い返せばその辺りから勝敗に対する周りからのプレッシャーが大きくなったと感じます。
勝つ為には苦しくて厳しい練習が必要で、負けたら努力が足りなかったからさらに厳しくなる。
理不尽に耐え凌ぎ、粘り強い精神力を身につけるからこそ試合に勝てる!だから理不尽で苦しい練習が当たり前。
勝ちは善、負けは悪。過程はまったく評価されず、勝ったか負けたかそれしか聞かれない。
皆さんも経験ありませんでしょうか。
学校の先生、親に今日は勝ったか?と聞かれた事が。
良いプレーが出来たか?ではなく、今日は勝ったの?
知らず知らずのうちに、このような思考に染まってしまっているのです。
僕が指導をしている上で1番選手に求めるものは変化することです。
去年の自分、半年前の自分、1週間前の自分から、どれだけ小さな事でも良いから出来なかった事ができるようになる事。
リフティングが1回多く出来る様になることでも良いですし、ベンチプレスの重量が5キロ伸びる事でも何でも良いです。
気づいたらその積み重ねが大きな差に繋がること。やれば出来るという経験をさせる事。
その経験は社会に出た時に自分を支える大きな柱になると思っています。
なので正直勝敗にはあまり興味ありません。
もちろん勝たなければ見えない世界もあるので、結果も大事です。
しかし、ただ結果を見るのではなく、その結果に至るまでの過程。
その結果への道筋をしっかり見てあげる事が、育成年代の子どもたちに最も必要な事だと思っています。
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