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「中学1年生の育成」主体性を持たせてサッカー楽しめるように伝えていくには

  • ジュニアユースのセレクションを受けたが不合格

  • 強豪チームでは試合にでられないだろうから、先着で入れるチームを選ぶ

  • あまり厳しくなく楽しくサッカーができればいい

上記のような感じで選手が集まるチームは多いのではないでしょうか?
私が指導させていただいているクラブチームは、まさしくこのような形で選手が集まります。

強豪ではないですから、県外での遠征は年に数回、試合で前泊するなどもありませんから費用も安くつきます。そういった点で入団を決めた保護者のかたもいらっしゃるかもしれません。

J下部のジュニアユースのセレクションを落ち、そのあと、地域で強豪といわれるクラブチームのセレクションを受け、そこでも不合格だった選手たちが集まってくるのが私が所属しているチームです。

最初は技術も、サッカー理解度も低いためボロボロにやられます。同学年の試合でも25分ハーフで10点以上の失点は毎年です。

そこから1年後には、そこそこ結果も残せるようになり、過去には1年生大会で3位、3年生になるころには観客を感動させれるような試合ができるようになっていき、最高成績は県で3位になります。

私は10ほどの指導歴ですが、常に中学1年生(U-13)を担当しています。

1年間を通して、どのように選手と関わり、どういったことを伝えて選手に主体性を持たせて、個の成長とチームとして熟練度をあげていっているのかお伝えさせていただきますので参考になれば幸いです。

最初の3ヵ月は基礎の3Bを伝える

「3B」とは、
ボールコントロール(ボールを扱う)
・ボディバランス(体を扱う)
・ブレーン(頭を扱う、相手を扱う)
の3つになります。

強豪に入れなかった選手の多くが、スピードがなかったり、身長が小さかったりと、身体能力が現時点で劣る選手が多くなります。これはサッカーというスポーツの特性上不利であることは間違いありません。

その不利を埋めるために3Bを落とし込んでいきます。

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