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#1 ヨーロッパ5大リーグ分析part1: 年齢から見た5大リーグ

こんにちは、Bobbyです。これから国内外のスポーツ(サッカー中心)の様々なデータについて分析し、新しい気付きとなるコンテンツを共有していきたいと思います。

初回はヨーロッパ 5大リーグの各リーグの特徴について分析結果を発表しようと思います。今回 データ分析に使ったデータセットは、Kaggleという機械学習の勉強サイトから拾ったものです。

データセットのリンクは↓です。

目次


5大リーグ全体の年齢分布

5大リーグ全体の年齢分布1

まずは5大リーグ全体の年齢分布ですが、 見て読み取れることとしては、
・26歳までは、年齢が上がるごとに選手数が徐々に増加。
・26歳と27歳で大きな差がある。
・27歳~31歳までは同じぐらいの水準で推移。
・32歳以降から、年齢が大きくなるにつれて徐々に選手数が減っている。

これらを踏まえると、下記のことが言えそうです。
・ 27歳が選手生き残りの1番のマジックナンバー
→若手とは言えない年齢である27歳あたりの選手で見込みがないとみなされた場合、契約を切られている可能性がある。
32歳が選手生き残りの2番目のマジックナンバー
→32歳以降大幅に選手数が減ることから、32歳以降特に年齢をシビアに見られている傾向がある。

5大リーグ全体の年齢の円グラフ

次は5大リーグ全体の選手の年齢を、5歳毎に区切り円グラフにしたものです。一般的に30歳を越えると、サッカー選手は生き延びるのが難しくなると言われていますが、このように見ると全体の20%が31歳以上になっていることが分かります。

各リーグごとの年齢分布

リーグごとの年齢分布

次は、リーグごとの年齢分布を箱ヒゲ図にしたものです。箱ヒゲ図の見方ですが、例えば、図の一番左のEPL(イングランドプレミアリーグ)の場合だと、
23.0というのは、選手を年齢順に4等分したときの1番若い25%のグループの年齢を示しています。真ん中の赤線は中央値です。真ん中の赤い点の26.6と言うのは平均値を示しています。1番上の30.0と言う数字は上位25%の年齢になります。

このように見ると、1番目立つのは、スペインのラリーガの平均年齢が高いことです。ラリーガは資金不足で、移籍金に掛けられるお金がなく、その代わりに他国でプレイしてきたスペイン人選手を獲得して戦力補強をしていることがよく取り上げられます。例えば既に引退してしまいましたが、レアルソシエダでプレイしていたダビド・シルバ選手がその例です。そういった厳しいお財布事情から選手の平均年齢が上がっているものと思われます。

個人的に驚いたこととしては、イタリアのセリアAの平均年齢が高くないことです。イタリアもスペイン同様に資金難が叫ばれており、また特に下位チームにおいてはベテラン選手の活躍が目立ちますが、全体で見ると平均年齢はそれほど高くないことが分かりました。

ポジションごとの平均年齢

ポジションごとの平均年齢

最後は、ポジションごとの平均年齢です。
予想通り、攻撃のポジションの選手ほど平均年齢が若いことがわかります。ただ、その中でも例外がセンターフォワードで、年齢は2番目に高い26.8歳です。ポストプレイなどが求められ、加齢とともに衰えがちなスピードだけでなく、体の強さも求められるため、年齢が高くなってもやりやすく、また途中出場も多いため、ベテランになっても活躍できるということが理由に挙げられると思います。

まとめ


以上が年齢から見た5大リーグ分析でした。

まとめとしては、
・27歳と32歳か選手の生き残りにとってのマジックナンバーである。
・一般的な考えに沿うように31歳以上の選手は全体の20%のみで、年齢はシビアに見られる。
・リーグごとの平均年齢を見ると、スペインが最も高い。意外にもイタリアはそれほど高くない。
・攻撃のポジションほど平均年齢が若い。ただしCFは例外。

今後もより面白いコンテンツを書いていきたいと思うので、ぜひ良いねやコメントをよろしくお願いします。

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