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五感

いつものスーパーに行き、変わり映えのない買い物をして、ドラマチックでもなんでもないレジに並び、懐を痛める‥

なんだ、と思う前に心臓を掴まれた。
わたしの心臓へのボディイメージは、鋼のものだというのに。

理由を探すまでもなく、心臓を掴んで離さないのはブルガリプールオム。むかーし昔死ぬほど好きだった人がつけていた匂い。
40前の大人になっても嗅覚を通してわたしの心臓を盗んでいくその威力にびっくりだ!

その人に似ても似つかぬレジのお兄さんにお金を払いながら、早く廃盤になればいいのに。というなんと名前をつけたらいいのかわからない気持ちになった。

好きとかきらいではなくて、本気で心が動いた時の感覚って身体の奥底に刷り込まれるんだなぁと思うと、いま関わっている子どもたちへのわたしが与えるかもしれない影響ってはかりしれない‥
これまで以上に心をこめて関わろうと思う。

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