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センチメンタルの雨

箸が転がっても運命を感じちゃうような高校生でしたので、恋に落ちればどっぷりハマって沼の底へ・・

子どもなりに真剣に大好きだった人がいて、一緒に奈落の底へと堕ちてしまい、それはそれは悲しい結末を迎えました・・決着のついた雨の日。

冷たいジメジメとした雨は、今でもその記憶を優しく濡らす。

大人になったわたしは、高校生の時のわたしの本気を批判したり嘲笑したりしない。
真剣に渡り歩いたから今でも雨が特別なものであり、濡れた世界を特別美しく感じられる心を持てる。
雨に濡れたって、傘をさしたって‥
無様なだけじゃない壊れ方もできることを知った少女のわたしがいたから、どんな自分もきっと着地できると信じていられるのだと思う。

ヨガをしていて、ヨガマットが魔法陣のような役割を果たすことがあり、そうなると雨の日はセンチメンタルが呼吸を満たす。
全然「今ここにあること」に集中できていなくても、そんなヨガの時間も大切に‥

今の自分は、過去の真剣だった自分が作った結果だと思うからだ。
今を大切にすることも、過去を大切に思うことも、結果的には自分を受け入れ肯定することに繋がる。

それって最高の魂のケア。
気高い孤高の魂を更に気高く・・その受け皿である身体は、やっぱり丁寧に作りたい。

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