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ノーマライゼーション

小学生のとき、補聴器をつけた男の子が転校してきました。

全校集会で校長先生が「みんなの耳に届くように、ゆっくりお話をします」と宣言。
ゆっくり話してくれるから聞きやすいし、話もコンパクトにまとめられるようになって飽きずに興味を持って聞ける。
話に対する理解も深まって、いいことがたくさんありました。
対象がいてもいなくても、ノーマライゼーションを目指すことがみんなが暮らしやすい社会を作るという一例だと思います。

自分の当たり前が相手の当たり前じゃないということを、常にどこかに持っておかなくちゃいけない。
人と関わるってその繰り返しで、概念は磨かれていくもの。
一人一人の繰り返しが、見えないところで誰かを助けたりするのかも。
その誰かって、障害を持ってるかもしれないし持ってないかもしれない。手を離れてしまえば、別にそれもどっちでもいい。
わたしも知らないうちに助けられているだろうし、この派生でみんなが暮らしやすい世界を作る手助けになるといいなと思いました。

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