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7回目の富士ヒルに思う

目指せスーパースター。蕎麦宗です。

2021年6月6日。第17回mt富士ヒルクライムというロードバイクのレースに出場した。

いわゆる40の手習いで始めたロードバイクの趣味を、もう少し突き詰めた世界に誘ってくれたのが友人のスーパーdental Dr.杉山君で、一緒に出場した42歳の初出場から数えて7回目となった。2019年に年代別で4位になって、次こそ表彰台と気合が入った2020年はコロナ禍によって中止。それをキッカケにすっかりモチベーションを失くしてしまい、今回は桜が終わる頃までロードバイクの練習を全くしないで迎えた。辛うじて【丹那盆地のサーベロと逆さ富士】に書いた小野田くんや高校生の夢翔君、そして【太っ腹礼賛その3・その4ランボルギーニと(株)渡正配管工業】の渡辺さんのお陰で細々とスイッチが入って日通リピート練習に取り組んだ二ヶ月弱。

当然結果は散々で、自己ワーストの73分。何もやらずに*シルバーを取れたことを喜ぶべきか、それとも何かを感じるべきなのか。*少ない参加者のおかげで、初参加した時と同様にトレインを組むことなく、単独走で自己の走りと向き合い楽しめたことはとても良かったし、終盤に引いてあげた若者が「おかげさまでシルバーが取れました!」と後から御礼に来てくれたことも嬉しかった。

今回の大会がコロナ禍において開催された事は賞賛に値する。けれど、自転車という、アウトドアで移動し続けている密になりようもないスポーツにありながら過剰な対応を強いられている参加者もスタッフの皆さんも気の毒としか思えない。またそれ故に、表彰式やブース出店やイベントがことごとく無くなり、ただ各自でスタートしてタイム計測して帰るという寂しいものとなってしまった事は遺憾である。しかしそれは、僕らが求めている事が単なるタイムレースではなく、イベント感も含んだ《お祭り》にあるということを、逆説的につまびらかにしてくれた。

本来アマチュアレースは趣味だ。それがいつしか厳しいトレーニングに耐え、結果を求めるうちに仕事のようになってゆき、挙げ句の果てには燃え尽きて灰になってレースやロードバイクから離れてゆく。そんな仲間達をたくさん見てきた。けれど、本来は練習や準備や前泊も含めて、仲間と共にワイワイと挑戦して結果を喜んだり悔やんだりしながらも、一般公道でのレースという非日常、つまり《お祭り》を楽しむことが、趣旨であり趣味であるはず。

「さて、来年はどうしようか⁉︎」

10000円というエントリー費はこのままならば割高だし、お祭り感が無いままなら正直つまらないし…。帰路の車の中で仲間の沢井さん(14回連続出場!)とそんなことを語り合った。2022年はいよいよ50歳。カテゴリーも変わりチャンスがないわけではない。とはいえ、1万人が参加するようなビックレースで表彰台を狙う事は大それているのは確か。上位陣は皆血眼にストイックに頑張っているから…。出来れば仲間達とともに出場して、ワイワイとお祭りを楽しみつつそれも狙いつつ、なんて欲張りかな。

こんなことウダウダ言ってるけれど、きっとまた来年も、あの富士山の麓のスタートラインに、ロードバイクに跨って立っているのだろうと思う。

やれやれ、ガンバラナシませう。

*シルバー…タイムによってブロンズ(90分)・シルバー(75分)・ゴールド(65分)・プラチナ(60分)と区分けされる。シルバーは上位5%程、ゴールド以上に至っては0.5%の難関。

*少ない参加者…コロナの為直前まで開催が未定だった。そのためか、1万人の定員の半分以下の参加に留まった。

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#富士ヒル #祭り #ロードバイク #ランボルギーニ #燃え尽き症候群 #趣味


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