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小さな偶然の見つけ方〜レクリントと《紫玉》の書

 旅するスーパースター、蕎麦宗です。

 2023年の5月のこと。3年振りに、すっかり平穏な日々を取り戻したGWは繁忙にて過ぎた。その翌々日、蕎麦宗の18周年を迎えたその日、あの【日本橋の星読み】の同級生イコが仲間3人を連れて来店してくれた。
 でも、実はその日で笑えた訳がある。なぜなら僕の誕生日。星読みをやってもらっているので、一応知ってるイコでも、さすがに覚えているはずも無く、たまたまその4人の予定が合うのが、その日しかなかっただけらしい。
 
『えっ、山ちゃん誕生日なの!おめでとー』

なんて感じで、そこにたまたま居合わせたCLUB SOBASOの仲間・手塚君が気を遣ってご馳走してくれたケーキと共に祝福してくれた。あざっす!
 
 そんな偶然を引き寄せる辺りも納得のメンバーなのは、実はこの方々全員がスピリチュアルなヒーラーさん達なのだ。チハルさんは四柱推命とカラー診断。リカさんは三線のアーティストにしてオラクルカードリーダー。そしてイコは星読み。どれもいわゆる《眼に見えない世界》の話で、その極みはシータヒーリング。にわかには信じ難いが、そのアスカさんはいわゆる《視える》人だ。

 詳しくは興味深い話だらけなので、おいおい語るとして、そのアスカさんがお土産プレゼントとして皆んなに配ったのが、《紫玉しぎょくの書》。乙坂紫玉さんも同じくヒーラー仲間で、名前の文字を見ればお相手その人の諸々が視えてしまう、という生粋のヒーラーにして書道家。その作品が今回の書で、漢字の中で最もエネルギーが高いとされる甲骨文字で書いて、小さな額縁に入れてある。
 それぞれの《今》にあった言葉を紡いで下さるとのことで、チハルさんは『彩』・リカさんは『奏』・イコは『燭』・アスカさんは『変身』だったようだ。
 合わせて自分も頂戴ちょうだいしたのでお披露目すると、なんと『宗』。『そのまんまやん』って思ったら、そのままで良いらしく、ついでに紫玉さんからのメッセージも紹介しよう。

山川宗一郎さん
お名前があなたそのものです。『宗』の字には神仏のご加護があり、あなたがあなたとして生きるのに最も相応ふさわしい後押しをしてくれます。

紫玉さんメッセージより

会ったことも話したこともない紫玉さんが、僕をどんな風に捉えたのか?!は、この書から推して知るべし。しかしながら、他の漢字で《今》を現すのではなく、名前そのものが自身を表現しているだなんて、なんともありがたいお言葉。あながち一年前に書いた記事【パワースポット蕎麦宗】もウソではなさそうだ。
 と…これを見聞きして、はたとひらめいたことがあった。それがレクリントの照明とつながる。はて?!続きは次回後半のお楽しみ。

では、カンバラナシませう。

甲骨文字で『燭』
甲骨文字で『変身』
甲骨文字の『宗』

https://note.com/sobaso/n/nfc5654932942

 ヒーラーのアスカさんから頂いたヒーラー書家《紫玉》さんの書『宗』を手にした際、

 『左にある篆書体てんしょたいも勿論良いけれど、甲骨文字を使ったならば、この方(蕎麦宗)さらに力強く、本来持っている《エネルギー》をもっと発揮できるみたい』

とのことだった。が、自身でも思い当たる節があり、またそのメッセージの意味から閃ひらめいたことがある。

 その前に説明がいるので時を遡さかのぼろう。それは2005年。蕎麦宗をオープンするにあたって、店内の全てのデザイン・設計・施工・施工管理を自身で手掛けた。この話は【僕の蕎麦屋が出来るまで】という記事に書いたのでご興味あればお目通を。
 連載の続きは止まってしまっているけれど、そこに書く予定の一つを前置きとしてご紹介する。
 当初、僕が全てを手掛けると、デザインが男性的な角張ったものとなりすぎるキライがあるので、部分的に女性のクリエイターに手伝って貰おうと考えた。まだ若かった分、内面はずいぶんとトンガっていたので、丸みを持たせて総合的なバランスを取りたいと考えたのだった。

 そこで登場するのが陶芸家《KAna》さんと書家の《鈴木美恵子》さん。後者の彼女が書いてくれたのが、ご存知の通り蕎麦宗の暖簾や看板に使っている文字で、篆書体の『宗』である。
 ふんわりと丸みを帯びて《優しい》雰囲気を醸し出してくれたので狙い通りだったし、満足もしていた。しかしながら、あれから18年が経ってそれは小さな違和感となっていた。《丸み=優しさ》がどうもしっくりこなくなっていたのだった。

…それを踏まえて紫玉の《書》を頂いた日に戻ろう。篆書体と甲骨文字の並んだ下書きを手に取った時に、思わず見上げたのは*レクリントの照明。奥の4人掛けテーブルに架かる曲線のそれは、オープン当初から使用しているもの。対して、カウンター目の前にある直線基調のそれはレクリントの新作で、とても気に入って発注し、ついこないだ届いたばかり。僕は見比べて思わず唸った。

『このデザイン、書のまんまやん!』

 言葉で説明するより,見てもらった方が速かろう。 

左・篆書体、右・甲骨文字の『宗』
右・旧レクリント、左・新レクリント

なんと、僕が選んだレクリントの照明と《書》のデザインに、偶然にも反映されているではないか。
 そのコンマ数秒後に思った。
 
『この紫玉さんが書いてくださった甲骨文字の《宗》に換えよう。看板も暖簾も作り直す』

と。
 おそらくこれは大きな決断になる。お店にとっての重要なアイコンを新規変更するのだから。それでも、充分に意味深いものと、武者奮いしている。

 僕自身そして蕎麦宗も齢を重ねて、ずいぶんと丸くなった。もう表面上を丸くして体裁を整える必要はない。それよりも、元々持っているエネルギーを全開に発揮出来る方を選ぼう。
 少し前に受けたアスカさんのヒーリングでも、『優しさが仇となっている部分がある』と、メッセージが伝えられた。これは【悲しみよ、さよなら】に書いたことにも通ずる。
 《丸み=哀しみを癒す優しさ》ではなく、《歩むべき道標を指し示す矢印=ポジティブに進まんとする人にヒカリを届ける》。それが、きっとこれからのテーマなはず。 
 さてと、タイミングはいつなのだろう。『宗』だけではなく『蕎麦』も書いてもらわないとデザインバランス取れないなぁ。来きたるべき時に向けて,少しずつ準備していこうと思います。

 …こんな風に。何気なく過ごしていたら見逃してしまうかもしれないような、さりげないサインは、小さな偶然の中に潜んでいる。これをただの偶然と通り過ぎるのか、意味のある偶然の一致=《シンクロニシティ》として自身の日々に活かすのか。どちらを選ぶのか?!は、僕やあなたの人生の豊かさに関わってくる。と、自分らしく《あるがまま》に生きるための、ささやかなヒントをあなたにも。

では、ガンバラナシませう。

*レクリント…デンマーク王室御用達の照明器具。日本の折り紙にインスパイアされて出来たデザイン。
#ヒーラー #目に見えない世界 #占い  シンクロニシティ #偶然の一致 #星読み #タロットカード #四柱推命



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