米ラボ〜手刈りで稲刈り初収穫
旅するスーパースター、蕎麦宗です。
CLUB SOABSOの活動の一環として、稲作に挑戦する話を以前書いた。それがこちら↓
その稲たちは、草むしりやらモグラとの戦いやらの手間を経てスクスクと育ち、ようやく収穫の時を迎えた。周囲の田んぼに遅れること二週間。おかげでスズメの餌になったり、吹きっ晒しの風に倒され兼ねない苦難にも見舞われたが、そこは我等の稲、無事に耐え抜いて凛とデンと立っている。
さて、昨今の刈り入れは*コンバインを使うのが当然だが、CLUBSOABSOだ。鎌を使って手刈りでやる。そして、ハザ掛けしてしっかりと天日干しもする。田植えで大活躍した石井ファミリーをはじめ、CLUB員とその友人の力も借りてザクザクと稲刈りを始めんとした。
しかしながら、素人の僕らがパッと出来るわけもなく、地主の《本多ヨシユキ》さんのレクチャーを受けることに。御年86歳(2022年現在)の本多さんは、昭和初期の全く機械化されてない頃からの稲作を知っているお方。刈った稲を一昨年の稲藁で縛り束にして、木で組んだ馬に吊るしてゆく。ここでも子供たちは大活躍で、落ち穂拾いを遊びのようにやっていた。そして、前日の雨でぬかるんだ田んぼに苦戦しつつも、なんとか3/4の面積を終えたところで雨天中断。
恨めしく空を眺めつつ、一度途切れた集中力を奮い立たせるだけの体力は残っていない。もうすでに膝も腰もガクガクだ。
『残りは明日以降チマチマやってくよ。』
そう言ってこの日は解散して、翌々朝6:30からリスタート。手伝ってくれたCLUB員の10代の若者と二人で格闘すること4時間。なんとか全てを刈り終えた。いやぁ、この達成感やこの上なくハンパない。覗いた青空に映えるハザ掛けした稲の黄金色の馬が、感慨深く田んぼの上を駆けている。
よし、残すは脱穀。実りの歩留まり具合によるものの、3俵(約180kg)ほどの米が取れるそうだ。あと10日間の天日干し乾燥を経たら、稲がモミ・玄米・そして白米になる。いやぁ〜、楽しみ過ぎる。
でわではあと少しのお楽しみ。ガンバラナシませう。
*コンバイン…刈り入れと脱穀を同時にやる機械。乾燥を省き追熟がない分、味は天日干しに劣るとされる。
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